更新日:2025年6月
最近、「整骨院が多くなったなあ」と感じている方も多いのではないでしょうか。
実際、ここ10年で整骨院の数は大幅に増えており、柔道整復師の数も年々増加傾向にあります。
一方で、日本の人口は減少傾向にあり、これから数十年かけてこの流れが続いていくと予測されています。
そうなると当然、患者数を取り合うような時代に入っていくことになりますよね。
では今、整骨院業界はどんな状況にあり、どんな変化が求められているのでしょうか?
この記事では、業界の最新動向と、今後も地域で選ばれる整骨院であるために必要な工夫について、わかりやすくお話ししていきます。
参照:厚生労働省 令和4年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況-あん摩、マッサージ及び指圧を行う施術所等数の年次推移
接骨(整骨)・柔道整復業界の最新トレンド
手技による「無血療法」が特徴
整骨院で行われる施術は、病院での注射や投薬とは異なり、柔道整復師が行う“手技”が中心です。
ケガや痛みに対して、手を使って整える「無血療法」というやり方で、外科的な処置を行わずに対応できるのが特徴です。
骨折や捻挫などの保険が適用される治療だけでなく、肩こり・腰痛・交通事故後のケアなど、保険適用外の施術も広がっています。
増え続ける開業院と減る患者数
中央接骨師会が公開している柔道整復師国家試験合格者数を見ると、新型コロナウイルス感染症の影響で令和2~4年は減少したものの、令和5年は3,337名とコロナ以前の令和1年の合格者数3,011名を超える数になっています。また厚生労働省のデータを見ると、柔道整復師の増加にともなって柔道整復の施術所(整骨院・接骨院)の数も、前年比1%増ほどの上がり幅ではありますが増え続けています。
ただし、それに比例して患者が増えているわけではありません。「院は増えたけど、患者は増えていない」という状況が続いており、結果として1院あたりの来院者数は減少傾向です。
つまり、“生き残り”が求められる時代に突入しているのです。
参照:中央接骨師会 年度別柔道整復師国家試験 受験者数・合格者数・合格率(総数・新卒・既卒)
厚生労働省 令和4年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況-あん摩、マッサージ及び指圧を行う施術所等数の年次推移
利用者ニーズの広がり
整骨院の利用者は40代以上などのイメージを持つ人もいるかもしれませんが、実際は年代・性別問わず広く利用されています。
スポーツ障害や交通事故、慢性的な肩こり・腰痛に加え、最近ではマタニティケアやダイエットサポートなどのニーズも増加しているため、幅広い悩みに対応できる“地域の身体のケア窓口”としての役割が強まっています。
これからの接骨(整骨)・柔道整復院として生き残るために
整骨院の数が増えたことで、「どこに行こうかな」と迷う患者さんも増えています。
そうした中で選ばれる院になるには、施術の技術だけでなく、“自院の強みの伝え方”の工夫がとても大切になってきています。
そのひとつが、ホームページの活用です。たとえば、以下のような情報をわかりやすく届けることで、「ここなら安心して通えそう」と思ってもらえる可能性が高まります。
ホームページに記載すべき内容例
- どんな症状に対応しているのか
- 保険が使える内容と使えない施術の違い
- 先生の人柄や院の雰囲気
- 実際に通っている方の声
特に、肩こり・腰痛といった症状を抱えている方は多く、「家の近くで良さそうな整骨院があれば行きたい」と感じている人が実はたくさんいらっしゃいます。
でも、情報がなければその人たちに届きません。
だからこそ、ホームページは“患者さんとの出会いをつくる場所”として、とても重要な存在なのです。
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【まとめ】ホームページで自院の強みを知ってもらうことが大切
整骨院や接骨院を含む柔道整復の施術院の数が増え、競争が激しくなる中で、これからの経営には“より多くの人も知ってもらう工夫”が欠かせません。
特に初めての患者さんにとっては、「どんな施術が受けられるのか」「保険は使えるのか」など、分からないことが多いもの。そうした疑問にしっかり答えられるかどうかが、選ばれるポイントになります。
そしてそうした疑問に答えられるツールの代表が“ホームページ”です。
つまり、ホームページがあるかどうかが、信頼される整骨院の条件の一つになってきているのです。
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