最終更新:2025年7月
イベントを成功させるためには、その存在を広く知らせ、多くの人に「参加したい!」と思ってもらうことが不可欠です。
しかし、「どうすれば効果的にイベントを告知できるのだろう?」「集客を最大化するには何が必要?」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
本記事では、イベント告知ページの作成手順と集客強化のコツについてお伝えします。イベント告知ページを最大限に活用し、イベントを成功に導くためのヒントをぜひ見つけてください。
イベント告知ページを作成するメリット
イベントを開催する際、その成功を左右する重要な要素の一つが集客です。そして、その集客において絶大な効果を発揮するのがイベント告知ページの作成です。
イベントごとにページを作成するのは手間がかかりますが、その分大きな効果を得られる可能性もあります。まずはイベント告知ページを作成するメリットから理解を深めましょう。
イベントの開催を広く知らせることができる
イベント告知ページを作成すれば、インターネット上で誰でもイベント情報を閲覧できるため、不特定多数の人々にイベントの存在を知らせることができます。例えば検索エンジンでイベントに関連するキーワードが検索された際に、あなたのイベントページが上位表示されれば、イベントに興味を持つ潜在的な参加者にリーチしやすくなります。
また、告知ページのURLをSNSで共有すれば、興味を持った人がすぐに詳細を確認できるようにもなります。告知ページ自体にSNSのシェアボタンを設置すれば、参加者が友人や知人にイベントを拡散しやすくなるため、情報が多くの人に広がっていく効果も期待できるでしょう。
さらに、チラシやポスター、名刺などに告知ページの二次元バーコードやURLを記載することで、オフラインでイベントを知った人もスムーズにオンラインで詳細情報にアクセスでき、イベントの認知度を多角的に向上させることが可能です。
このようにオンライン完結の集客でも、オフラインとオンラインでの集客のつなぎ役としても、イベント告知ページは役に立つのです。
イベントのコンセプトや開催への想いを強く伝えられる
イベント告知ページは、単なる情報発信の場ではありません。イベントのコンセプトや開催への想いを深く、そして魅力的に伝えるために重要なツールです。
SNSの投稿では文字数や形式の制約がありますが、告知ページでは写真や動画、図解などをふんだんに使い、イベントの魅力や内容を詳細に伝えられます。これにより、参加を検討している人がより具体的にイベントをイメージしやすくなります。
加えて、イベント開催の背景やどのような価値を提供したいのかといった「想い」をストーリーとして語ることで、参加者の共感を呼び、イベントへの興味を深めることもできます。イベントのロゴやカラーからもイベント全体の印象が決まるので、特に大規模なイベントや継続的なイベントにおいては、ブランドイメージも考慮してページを設計するようにしましょう。
イベント告知ページに掲載すべき8項目
イベント告知ページは、参加を検討している人が知りたい情報を網羅し、スムーズに申し込めるようデザインすることが重要です。ここでは、告知ページに含めるべき8つの項目を簡潔に説明します。
- イベントタイトル
- イベント概要説明
- 参加者のメリット
- イベント参加方法
- 過去のイベント写真
- 過去のイベント参加者の感想
- イベント会場マップ
- 参加応募のボタン
イベントページは、基本情報となるイベントタイトルや開催の目的、日時、場所、参加方法などを記載するのはもちろん、ページに訪問したユーザーが興味を持つきっかけになるような要素を入れるようにしましょう。例えば、イベント参加への具体的なメリットを提示することで、参加意欲を高めることができます。
また、イベントの雰囲気を伝えるために過去のイベント写真を掲載するのもおすすめです。視覚的な情報でイベントの楽しさや魅力を伝えて、さらに過去のイベント参加者の感想を掲載すれば、実際の参加者の声を通じて信頼性を高めて参加を後押しできるでしょう。
さまざまな要素の中でも、最も重要なのは参加応募のボタンです。ページの随所に配置し、参加したいと思った瞬間にすぐに申し込みができるように導線を確保しましょう。
イベント告知ページの作成手順
イベント告知ページは、参加者を集めるための重要なツールです。効果的なページを作成することで、イベントの魅力を最大限に伝え、多くの人々に参加を促すことができます。それでは、イベント告知ページを作成する際の3つの主要なステップをご紹介します。
ページの目的とターゲットを明確化させる
イベント告知ページ作成の最初のステップは、ページの目的とターゲット層を明確にすることです。このページを何のために作成するのか、単なる情報提供なのか、それとも参加申し込みを促すのが主な目的なのか、あるいは物販につなげたいのかなど、具体的なゴールを設定しましょう。
たとえば、「〇〇のイベントへの参加申し込み数を30%増加させる」といった具体的な目標は、ページの構成やコンテンツを決定する上で非常に重要です。
次に、どのような人にイベントに参加してほしいのかを明確にします。年齢層、性別、興味関心、職業、抱えている課題など、ターゲットとなるペルソナを詳細に設定することで、彼らに響く言葉選びやデザインを検討できます。ターゲットが明確であればあるほど、よりパーソナルで魅力的なメッセージを届けられるようになるでしょう。
目を引くキャッチコピーを作成する
目的とターゲットが明確になったら、次にキャッチコピーを作成します。
キャッチコピーは、イベント告知ページの「顔」とも言える重要な要素です。ターゲットの目を一瞬で惹きつけてイベントに興味を持たせるような、短くも力強い言葉を選びましょう。イベントの最大の魅力や、参加することで得られるメリットを端的に表現することが重要です。
例えば、「あなたのビジネスを変える!AI活用セミナー」のように、具体的な利益を提示するのも効果的です。設定したターゲット層に直接語りかけるような言葉遣いを意識し、彼らの共感を呼び、行動を促すような問いかけや提案を含めることも有効です。
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ホームページにおけるコピーライティングの重要性については、以下の記事で詳し解説しています。コピーがうまく書けない人は、まず重要性を深く理解して準備をしましょう。
ホームページにおけるコピーライティングとは
イベント情報の整理と見せ方を調整する
キャッチコピーで興味を引いた後は、具体的なイベント情報を分かりやすく伝える必要があります。日時、場所(オンラインの場合はURL)、参加費、定員、登壇者情報、イベント内容の詳細、申し込み方法、持ち物など、必要な情報を漏れなく記載しましょう。これらの情報は、ユーザーが「知りたい」と思う順番や重要度に応じて構成することが大切です。
これらの情報をテキストだけで伝えるとページ全体が読みにくくなるため、画像や動画、イラストなどを効果的に活用し、視覚的に分かりやすいページにしましょう。箇条書きや太字、改行などを効果的に使い、情報を整理することで、読みやすさを向上できます。イベントの雰囲気や魅力を伝える写真や動画を盛り込めば、参加意欲をさらに高められるかもしれません。
イベント告知ページ公開後の運用方法
イベント告知ページは、公開したら終わりではありません。むしろ、そこからが本番の運用フェーズであり、イベントを成功させるためには公開後の運用が非常に重要になります。
誰にどれくらい見られているか分析する
公開したイベント告知ページが誰に、どれくらい見られているかは定期的に分析しましょう。アクセス解析ツールを活用すると、告知ページが何回表示されたかを示すページビュー数(PV数)、ページを訪れた人の数を示すユニークユーザー数(UU数)、ユーザーがページにどれくらい留まっていたかを示す滞在時間を把握できます。
また、どこから告知ページにアクセスしてきたかという流入経路や、年齢層、性別、地域といったユーザーの属性も確認できる場合があります。これらのデータを分析することで、告知ページが狙ったターゲット層に届いているか、あるいはどのプロモーション施策が効果的かなどを判断できます。例えばPV数は多いのに滞在時間が短い場合は、ページの内容に改善の余地があるかもしれませんし、特定のSNSからの流入が多い場合は、そのSNSでの告知をさらに強化するなどの対策を立てられます。
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ホームページを閲覧した人のデータを分析するツールとして一般的なのは、Googleアナリティクスです。このツールの概要については、以下でも解説しています。
Googleアナリティクスとは?
イベントまでの情報更新をこまめにおこなう
一度公開したイベント告知ページは、イベント当日まで放置してはいけません。こまめに情報を更新し、ユーザーの関心を維持させられるように工夫しましょう。例えば、イベントの登壇者はまとめてではなく1名ずつ発表する、注目度が高そうなトピックをじらして発表する、会場へのアクセス方法や近くの飲食店、宿泊施設などの情報もイベント情報に絡めて発信するなどの工夫が挙げられます。
また、「残り〇席!」といった残席情報を定期的に更新することで参加を促す方法もありますが、事実より少なく表示して不当に限定性をアピールするとあおり広告となってしまうため、虚偽の表示とならないように注意しましょう。情報を更新する際は、新着情報が分かりやすいように更新日を明記したり、「NEW!」マークをつけたりする工夫も効果的です。
イベント告知ページのSEO対策と集客の工夫
イベントを成功させるには、情報を多くの人に届けることが不可欠です。イベント告知ページへの集客を最大化するために、SEO対策、SNS連携、メールマーケティングをどのように活用すべきか、具体的な方法をお伝えします。
イベントページ専用のSEO対策を強化
イベント告知ページは一般的なウェブサイトとは異なるため、専用のSEO対策が必要です。以下で必要なSEO対策を紹介しているので、足りていないものがあれば対応を進めましょう。
<テクニカル面のSEO対策>
- 検索キーワードの設定
- イベントのテーマや内容に関連する具体的なキーワードを選びましょう。
- タイトルタグの設定
- ページのタイトルになるので、選んだキーワードを含めてイベント内容が簡潔にわかるようにまとめましょう。イベント名、日付、場所などを含めるのが一般的です。
- メタディスクリプションの設定
- イベントの魅力やメリットを簡潔に記述し、ユーザーの興味を引く内容にしましょう。イベントの詳細や参加への動機付けを促す言葉を入れると効果的です。
- Altテキストの設定
- イベントの雰囲気が伝わる画像をページに埋め込む場合は、適切なaltテキストを設定しましょう。
- スマートフォン用表示への対応
- スマートフォンで快適に閲覧できるレスポンシブデザインを採用して、どんなデバイスからでも見やすいページを目指しましょう。
<コンテンツ面のSEO対策>
- FAQ(よくある質問)の設置
- 参加者が抱きやすい疑問を解消することで、ユーザーの利便性を高めてページの滞在時間を延ばす効果が期待できます。
- 他のイベントとの違いがわかるコンテンツの制作
- そのイベントだけのユニークな価値や雰囲気など、他のイベントに勝てる要素をアピールしましょう。
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上記以外にもSEO対策となる対応はいくつかあります。基本的なSEO対策について詳しく知りたい方は、以下の記事も併せて確認してみてください。
内部SEO対策の基礎知識
SNSとの連携
SNSはイベントの認知度向上と集客に欠かせないツールです。イベントのターゲット層に合わせたSNSプラットフォームを選び、それぞれの特性に合わせたコンテンツで告知を行いましょう。具体的な投稿については、イベントのハイライトシーン、出演者の紹介、イベント準備の様子、過去のイベントのダイジェストなど、ユーザーがシェアしたくなるようなトピックで作成してください。
イベントに関連するハッシュタグを効果的に活用することもおすすめです。一般的なハッシュタグに加え、イベント独自のハッシュタグを作成することで、より強くユーザーの投稿を促すことが期待できます。
また、「イベントに関するアンケート」「プレゼントキャンペーン」「フォトコンテスト」など、ユーザーが参加できる企画を実施することで、エンゲージメントを高め、イベントへの参加意欲も高められるでしょう。
メールマーケティングによる告知
メールマーケティングは、既存のファンや過去の参加者に対して直接的にアプローチできる強力な手段です。過去の参加履歴や興味のあるジャンルなどに基づいて顧客リストをセグメントし、それぞれのグループに合わせたパーソナライズされたメールを送信します。
ただメールを送っても開いてもらえない可能性があるので、開封率を高めるためには魅力的な件名が不可欠です。イベントに参加するメリットや他のイベントでは経験できない価値が伝わるような言葉で簡潔にまとめましょう。
また、単発のメール送信だけでなく、以下のような一連のメール送信を設計することで、参加への動機付けを段階的に高めます。
まず、イベントの概要と開催予定を知らせる事前告知メールを送り、次にイベント内容、出演者、参加方法などを詳しく伝える詳細告知メールを送ります。開催直前には参加を促すリマインダーメールを送り、早期割引や限定特典などを案内する特典メールも有効です。
メールの開封率、クリック率、登録率などを定期的に分析し、A/Bテストなどを通じて件名や本文、配信タイミングなどを改善していくことで、メールマーケティングの効果を最大化できます。
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メールマガジンを活用したマーケティング手法の効果については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
メルマガとホームページで集客効果を最大化する方法
イベント告知ページの作成手順と集客強化のコツを紹介しました。ページの存在意義がわからなかった方も、メリットと活用方法を理解して、自社イベントに活かせるページのイメージが湧いたのではないでしょうか。イベント告知ページに必要な8つの項目と、作成手順を参考にして、成果につながるイベント告知ページを設計しましょう。
そして公開後も、アクセス分析、情報更新、SEO対策、SNS連携、メールマーケティングで集客を強化することで、よりイベントを盛り上げることができます。イベントの内容によって工夫すべき点は異なるため、もし不安な方はNTTタウンページにご相談ください。
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