ポータルサイトでよく見る「ランキングページ」。
ECサイトでは「売れ筋」、「売上」のランキングがあり、口コミサイトでは「レビュー順」、ニュース系なら「人気の記事」…というように必ずランキングが設置されています。
なぜにここまで「ランキングページ」は人気なのでしょうか。今回は、その理由を紐解いていきたいと思います。
ランキング大好き!日本人
「人気のコンビニスイーツランキングTOP20!」や「好きな俳優ランキング」…。
インターネットだけでなくテレビや雑誌、多くのメディアで何らかの「ランキング」を目にしない日はありません。
日本人のランキング好きは今に始まったことではなく、江戸時代には相撲の番付表のような体裁でつくられた「見立番付」というものがあり、今のランキングのような役割を担っていたというから驚きです。
思うに、ランキングとはある一つの指標です。それに従うことで人は安心感を覚えるのではないでしょうか(と言いつつ、実際には「単に失敗するのが嫌だから」という場合もありますよね)。
ウェブサイトにおける「ランキングページ」の役割とは
さまざまなウェブサイトにランキングページが設置されているのは、この「昔から日本人はランキングが好きだから」が理由なのでしょうか。いいえ、違います。
そこにはウェブサイトを検索エンジンで上位表示させるために欠かせない「SEO対策」において、強みを持っているからです。
ランキングページの持つ「強み」とは
強み 情報量の多さ
SEO対策では、文字数の多さ=情報量の多さが重要です。
1ページに数百文字しかない記事よりも、数千文字で構成された分厚い記事の方が「情報が多く、ユーザーのためになる」と判断される可能性が高いのです。
ここでランキングページです。例えば、ベーカリー1軒を紹介する記事であれば、情報量は限界があります。しかし、10軒のベーカリーを紹介する場合、単純に情報量は10倍になります。
1軒あたり500字で紹介記事を書けば、約5,000字の情報量となるわけです。
もちろん、ただ長ければいいというわけではありません。「検索キーワード」を適切に盛り込んだ質の高い記事という前提を忘れてはいけません。
強み 網羅性の高さ
SEO対策で重要なのは情報量だけではありません。その網羅性についても同じように重要です。
網羅とは「全て残らず取り込む・取り入れること」を指します。ユーザーにとって、求める情報が
まんべんなく、漏れなく掲載されているウェブサイトは、検索エンジンから「網羅性が高い」と評価され、検索結果で上位表示されやすくなります。
なぜ網羅性が評価されるのか。これは自身が調べ物をしている時を思い浮かべてみてください。
検索してたどり着いたウェブサイトに欲しい情報が一部しか掲載されていなかった場合、欲しい情報を全て手に入れるために、あちらのウェブサイト、次はこちら…と複数のウェブサイトを見に行かなければなりません。
網羅性が高ければ、ユーザーはそのウェブサイトだけを見れば欲しい情報が全て手に入ります。
この便利さが「ユーザーのためになる」と評価されるのです。
情報量を増やす場合と同じやり方で、ランキングページは比較的手軽に網羅性を高めることが出来ます。商品やサービス一つについて紹介するのではなく、取り上げる対象を複数にし、ランキング形式にすることで情報の網羅性を高め、「他も見てみたい」というユーザーの欲求も叶えられます。
強み キーワードを多く取り込める
SEO対策では、ユーザーが検索エンジンに入力するキーワードをウェブサイト内に多く散りばめて、検索結果でヒットを狙います。ただ、これが意外に難しく、キーワードを「とにかくたくさん入れ込めばいい」というものではありません。特にGoogleでは脈絡なくキーワードを入れた意味の通らない文章は「スパムサイト=迷惑、悪質な活動を行うサイト」と判定され、ペナルティを受ける場合もあるのです。
強み①でも記した通り、検索キーワードを「適切に」盛り込んだ「質の高い」記事とすることがここでも大切になります。
この点についてもランキングページであれば、比較的簡単に対応が可能です。
例えば、キーワードにエリアと職種を設定してランキングページを作成した場合、この二つの共通項がキーワードになるため、店舗ごとに繰り返しキーワードを取り込んでも自然です。本文だけでなく、タイトルや見出しにもキーワードを入れやすいため、キーワードの頻出度が高く、検索結果の上位表示を狙いやすくなります。
強み ユーザーの滞在時間が長くなる
ここまでランキングページが検索エンジンの上位表示にどう影響するかを解説してきましたが、せっかく狙い通りに上位表示されたとしても、いざユーザーがウェブページを見た時に「欲しい情報が全然無い…」と数秒で離脱されては元も子もありません。
ウェブサイトを運営する側としては、苦労して招いたユーザーをただで帰す手はありませんよね。Googleから「ユーザーのためになるページ」という評価をもらい、上位表示を狙うためにも、ユーザーにはじっくりとページを閲覧し、長く滞在してもらわなければなりません。
そのためにもランキングページは有効です。
複数の情報をユーザーに提示するランキングページでは、それぞれの情報をユーザーが比較し、目的に合うものはどれか検討、選択を行うことが多くあります。
例えば、八百屋に林檎を買いに行ったとします。一種類の林檎しかなければ、さして考えずにその林檎を買って帰りますが、王林に陸奥、ジョナゴールドに紅玉、ふじにサンふじ…と何種類も林檎がおいてあれば、どれが自分の好みに合うのか、どれがお得か、と比べて悩んで選んで買いますよね。この状況をランキングページで作り出すのです。ユーザーはたった一つの情報だけチェックして帰るのではなく、提示された複数の情報から自分の目的に合う答えを探し出す作業をランキングページ上で行うため、ユーザーの滞在時間が長くなる、という仕組みです。
ランキングページの強みは、そのままユーザーのニーズに直結しています。「情報量が多い」、「網羅性が高い」ということは、ユーザーにとって「知りたいことを深く・広く・漏れなく知れる」ということ、「キーワードを多く取り込める」ことは「目的の情報にたどり着きやすくなる」ということです。また、「滞在時間が長くなる」ことはユーザーにとって有益な情報が多くあり、比較・検討・選択の機会を与えることだとも言えます。
このような点から総じてランキングページは、ユーザーのニーズに寄り添ったページになる可能性が高く、検索エンジンからも「ユーザーのためになる」という評価になりやすいのです。
この「見る人のためになる」という評価は、もしかすると昔から今に続く日本人がランキングを好きな理由にも共通しているのかもしれませんね。
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