「ユーザーにとって使いやすいホームページ」であることの一つの要素として、サイトマップという要素があります。サイトマップとは、ユーザーがホームページ内で効率的に移動するため、また検索サイトのクローラーにそのサイトの構造を認識してもらうための重要な要素となります。本ページでは、サイトマップの概要や種類、制作方法、SEOとの関係などについて、初心者の方向けに解説していきますので参考にご覧ください。
サイトマップとは
はじめに、サイトマップとはどのようなもので、どんな重要性があるのか、制作方法も踏まえて解説していきます。
サイトマップの概要
サイトマップとは、ホームページ内のページ構造を整理し、一覧化したものです。ホームページにおけるサイトマップは、主にHTMLサイトマップとXMLサイトマップの2種類があります。HTMLサイトマップはユーザー向けに制作され、ホームページの全ページへのリンクを表示しホームページ内で表示します。なおHTMLサイトマップは、ホームページのフッター部分やサイド部分に表示されるケースが一般的となっています。
一方、XMLサイトマップは検索サイト向けに制作され、検索サイトのデータベースにホームページを効率的に登録(インデックス)してもらうために制作され、検索サイトへ通知をする必要があります。
サイトマップの重要性
冒頭にも述べたように、サイトマップがあることでユーザーはホームページ内を効率的に移動することができ、利便性向上を期待することができます。特に大規模なホームページでは、コンテンツが多岐にわたるため、サイトマップがあればユーザーが必要としている情報に素早くアクセスすることができます。
またサイトマップがあることで、検索サイトが自動的にインターネット上を巡回して情報を収集するプログラムやボットであるクローラーが、適切にホームページ全体の情報を認識することもできます。さらにサイトマップはホームページの全体構造を示すため、ページ間のリンクや階層が一目でわかります。そのため、無効なリンクや404エラー(ユーザーがリクエストしたページがサーバー上に存在しない場合に表示されるHTTPステータスコード)が発生しているページを検出することができます。
サイトマップの制作方法
HTMLサイトマップの制作方法として、まずホームページ内のページや階層、カテゴリの整理から始めます。各ページへのリンクを一覧化し、ユーザーが理解しやすいタイトルを付けて、どのように表示するかを決定します。ホームページ内の移動のしやすさを考慮し、視覚的に分かりやすい形でページを整理する必要があります。新しいページが追加されたり、内容が変更されたりしたときには、サイトマップも定期的に更新する仕組みを整えることが重要となります。
続いてXMLサイトマップの制作には、まずホームページ内のすべてのURLを収集する必要があります。手動で行うこともできますが、サイトマップ生成ツールを使用すると効率的に制作することができます。XMLサイトマップの制作では各URLに対して最終更新日時や優先度、更新頻度といったメタデータを設定することができます。形式に則って記述した後、制作したサイトマップをホームページのサーバーにアップロードします。一般的には、/sitemap.xmlという名前で公開します。サイトマップのアップロードが完了したら、検索サイトに新しいサイトマップを通知します。
サイトマップを制作した後も、定期的に更新しホームページ内のリンク切れをチェックすることが重要となります。
サイトマップとSEOの関係性
サイトマップとSEO(検索サイトの検索結果で上位へ表示させる対策)は密接に関連しています。本項目ではサイトマップとSEOの関係性について説明します。
検索サイトの登録(インデックス)促進
サイトマップは検索サイトのデータベースにホームページが登録(インデックス)するのを助けますが、特に新しいページや更新されたページが迅速に登録(インデックス)されることで、検索結果に表示される可能性が高まります。また、サイトマップを検索サイトへ伝えることで、ホームページ全体の階層構造や各ページを検索サイト側で理解しやすくなり、ユーザーが検索した内容と関連性の高いホームページとして表示されることが期待できます。ユーザーが求めている情報とホームページの関連性が高ければ高いほど検索サイトからの評価も高まりSEOにつながっていきます。
エラーページの検出
サイトマップを検索サイトへ通知した際に、エラーページを検出することができます。検索サイトはエラーページが多いホームページの評価を下げる傾向があることから、エラーページの発見と改善は重要となります。そのため、常にホームページの健全性を維持し、ユーザーの利便性を向上させることがSEOでは重要です。
メタデータの提供
ユーザー向けのHTMLサイトマップを提供し、ユーザーがホームページ内を簡単に移動することができるようになることで、ホームページからの離脱を防ぎ、滞在時間を延ばすことが期待できます。検索サイトはユーザーのホームページの滞在時間も評価していることから、サイトマップを用意することで間接的にSEO効果が高まります。
ホームページにおけるサイトマップの概要や役割についてご理解いただけましたでしょうか。サイトマップはホームページ内のページを階層化したものであり、特にページ数の多いホームページではユーザーの利便性向上、ならびに検索サイトにおけるSEOと非常に関係性の高い要素となります。サイトマップの制作は手間がかかるかもしれませんが、正確なサイトマップを制作することで、ユーザーと検索サイト双方にとって価値のあるホームページにすることができます。
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