ホームページ制作とは? 目的別の種類と外注判断のポイント

編集:2026年1月

ホームページ制作とは? 目的別の種類と外注判断のポイント

SNSやポータルサイトで手軽に情報発信ができる今でも、企業・店舗・個人にとってホームページが必要とされる場面は少なくありません。

この記事では、ホームページ制作の基本、メリット・デメリット、「意味がない」と言われる理由と改善策までをわかりやすく解説します。

目次

  1. ホームページ制作とは?基本と役割
    1. ホームページ制作の定義と役割
    2. Web制作やWebデザインとの違い
  2. ホームページ制作は本当に必要?SNS時代の役割と導入判断
    1. 企業・店舗におけるホームページが必要かどうかの判断軸
    2. SNSではホームページの役割を代替できない理由
    3. 個人と企業で異なる目的
    4. ホームページが不要なケース
  3. ホームページ制作のメリット・デメリット
    1. 企業のホームページがもたらすメリット
    2. 店舗のホームページがもたらすメリット
    3. 個人のホームページのメリット
    4. ホームページ制作のデメリット
  4. ホームページ制作は意味ない?効果がないと言われる理由と改善ポイント
    1. ホームページは意味ないと言われる理由
    2. 成果が出ないホームページの共通点
    3. 成果をめざすための改善ポイント
  5. ホームページにはどんな種類がある?目的別の選び方
    1. コーポレートサイト
    2. サービス・商品サイト
    3. ランディングページ(LP)
    4. ブランドサイト
    5. 採用サイト
    6. ECサイト
    7. コンテンツマーケティング用メディア
    8. ポートフォリオサイト
    9. ポータルサイト
  6. 自社制作か外注かを判断するポイント
    1. 社内で対応できるスキル・リソースを確認する
    2. 制作費と機会損失のバランスを考える
    3. 自社制作と外注の併用を検討する
  7. 無料ツール利用時の注意点
    1. 広告表示や独自ドメイン不可などの制限がある
    2. テンプレートデザインになりやすい
    3. 拡張・移行時に追加コストがかかる
  8. ホームページ制作における制作会社の選び方
    1. 制作目的に合った実績があるか
    2. 要件整理から戦略設計まで対応できるか
    3. デザインとUI/UXの品質に問題はないか
    4. 更新性・運用体制まで設計されているか
    5. 費用総額がわかりやすく、予算内に収まっているか
  9. AIによるホームページ制作の可能性
    1. AIでできること
    2. AIでは難しい領域と課題
    3. ホームページ制作におけるAIの活用方法
  10. まとめ

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ホームページ制作とは?基本と役割

ホームページ制作の流れ6ステップ

まずは、ホームページ制作とは具体的にどのような業務を指すのかを整理します。

ホームページ制作の定義と役割

ホームページ制作とは、情報設計・文章作成・デザイン・コーディング・公開・運用までを含む総合的なプロセスを指します。
そのため、ブランドイメージに合ったデザインやページ構成、導線設計など直接的な制作作業に含まれないプロセスも含まれます。

また、ホームページの役割は、事業内容や商品・サービスの特徴など、企業や店舗、個人の公式情報を一元的に届けることです。

Web制作やWebデザインとの違い

ホームページ制作は、Web制作やWebデザインと混同されがちですが、厳密には担当範囲が異なります。

ホームページ制作Web制作Webデザイン
意味サイト全体を設計・構築する総合プロセスWebサイト全般を作る技術的・構築の制作工程見た目・レイアウト・UIを決めるデザイン工程
主な担当範囲情報設計、導線設計、デザイン、構築、公開、運用設計、デザイン、構築デザインのみ 

このように、ホームページ制作にはWeb制作とWebデザインの工程がすべて含まれます。

ホームページ制作は本当に必要?SNS時代の役割と導入判断

ホームページの役割とSNSの役割

ここでは、ホームページを作るべきかどうかの判断軸と、SNSでは代替できない役割などを整理します。

企業・店舗におけるホームページが必要かどうかの判断軸

ホームページが必要かどうかを判断する際の基準は、「信頼性を示す必要があるか」と「正確な一次情報を自社から届ける必要があるか」の2点です。

ホームページが必要なケース優先度が下がるケース
信頼性の担保企業情報・店舗情報を正確に示す必要がある小規模・紹介制で信頼関係が確立できる
検索への露出新規顧客をWebから獲得したい新規集客を求めていない
情報の一次ソース料金・営業時間・サービス内容を都度正確に掲載したいメニューや価格が一定で、更新の必要がない

このように公式情報の置き場が必要かどうかを基準に判断すると、ホームページ制作の必要性を見極められます。

SNSではホームページの役割を代替できない理由

SNSのみでは、公式情報の一次ソースの役割までは代替できません。
実際、SNSだけで情報発信を行うと次のような失敗が起きやすくなります。

業種・領域SNSだけの情報発信で起きやすい問題
士業(税理士・社労士・行政書士)専門性が伝わらず信頼獲得に時間がかかる/実績・料金が確認できず比較されにくい
飲食店営業時間・定休日・メニューが投稿に埋もれ、誤認や来店機会の損失が発生
医療・クリニック治療内容・料金・医師情報が一覧で確認できず、信頼形成が難しい
採用領域(企業全般)求職者が知りたい会社情報・福利厚生・社員紹介が整理されておらず応募につながらない
イベント・スクール運営開催情報が埋もれて参加者が増えない/必要な情報が見つからず、問い合わせ対応が増える

SNSは認知・関係性構築に強みがあり、ホームページは「信頼・判断材料・整理された情報発信」に強いという役割分担があります。
それぞれを補完的に活用することで、目的に応じた情報発信をより安定して行えるようになります。

個人と企業で異なる目的

事業形態によって、ホームページが果たすべき役割は異なります。
以下では、事業形態ごとに必要なコンテンツ例をご確認いただけます。

事業タイプホームページの主な目的必要なコンテンツ例
店舗型ビジネス来店前の不安解消、情報整理メニューと料金、アクセス、営業時間、予約方法
企業企業信用の確保、事業内容の提示会社概要、事業内容、実績、体制、問い合わせ情報
専門職専門性の提示実績、サービス内容、保有資格、事例紹介

事業目的や活動内容によって必要な情報は変わるため、成果につながるホームページを制作するにはテンプレート的な構成ではなく、自社の目的に合わせて必要な情報を整理することが重要です。

ホームページが不要なケース

ホームページは、業種や事業規模、店舗の有無を問わず幅広い場面で役立ちますが、事業の性質や集客経路によっては、ホームページの優先度が高くないケースも存在します。

  • 既存顧客のみで成り立つ紹介制ビジネス
  • 営業活動が完全に対面・訪問で完結している
  • 情報公開の必要性がない
  • 現状から事業を拡大させる予定がまったくない

現状では不要でも、規模拡大や採用開始など事業フェーズの変化によってホームページが必要になる場合があります。
そのため、永続的に不要と断定するのではなく、状況に応じて優先度を再検討することが重要です。

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ホームページ制作のメリット・デメリット

企業、店舗、個人それぞれにホームページがもたらす具体的なメリット

ここでは、ホームページがもたらす具体的なメリットと、制作時に考慮すべきデメリットを解説します。

企業のホームページがもたらすメリット

企業のホームページは、顧客・取引先・採用候補者が企業情報を確認する場としての重要性が高く、事業活動の基盤となる情報発信を担います。

メリット内容
信用・信頼の確立会社概要・実績・事業内容を体系的に提示し、取引先や顧客からの信用を獲得する
営業効率の向上事業説明・商品サービス紹介をオンラインで24時間提供し、営業担当の説明負担を軽減する
リード獲得の仕組み化資料請求・問い合わせフォームから見込み顧客を蓄積し、継続的な営業アプローチにつなげられる

企業のホームページは複数領域を一元的に支えられ、事業活動全体の信頼性と生産性向上に寄与します。

店舗のホームページがもたらすメリット

店舗のホームページは、集客強化やリソース削減など複数の効果が期待できます。

メリット内容
予約導線の最適化予約ミス・問い合わせ負担を減らせる
来店導線の強化検索からの来店率を高められる
メニュー・料金・営業時間情報の正確な提供メニュー・料金・営業時間などの一次情報を整理した形で正確に提供できる
集客サービス依存のリスク分散プラットフォーム依存を減らし、安定した集客導線を持てる

店舗の公式ホームページは、予約効率化や来店導線強化など、日々の運営に直結するメリットをもたらします。

個人のホームページのメリット

個人のホームページは、専門性や実績を整理して示せる信用資産として機能します。

メリット内容
専門性の整理・可視化スキルや実績を体系的にまとめ、専門性を示せる
お問い合わせ導線の確保料金目安や問い合わせフォームで、依頼を受けやすい状態を構築できる
権威性・実績の証明制作物や受賞歴などを整理して掲載できる

個人のホームページは、問い合わせ導線の整備・権威性の証明に役立ち、活動基盤を整えることが可能です。

ホームページ制作のデメリット

ホームページ制作の主なデメリットは、費用・運用スキル・更新負担の3つです。

  • 初期費用・運用費用がかかる
  • 運用スキルと更新リソースが必要
  • 成果が出るまで時間がかかる場合がある

特に、運用スキルと更新リソースの継続維持は集客成果に直結します。
集客につながるホームページを制作するには、作りっぱなしで終わらない運用体制の構築が求められます。

ホームページ制作は意味ない?効果がないと言われる理由と改善ポイント

ホームページは意味がないと誤解されるパターンとホームページ本来の役割

ここでは、ホームページが効果を発揮できないと言われる理由とその対策方法について解説します。

ホームページは意味ないと言われる理由

ホームページが「意味ない」と言われる背景には、短期的な成果のみで判断される傾向が原因として挙げられます。
そもそもホームページは、信頼形成や情報の蓄積など、長期的な資産として機能する媒体であり、SNSや広告などの即効性が期待できる施策とは根本的な性質が異なります。

また、制作後に更新されないまま放置されるケースも多く、そのような誤解を招きやすくなっています。

成果が出ないホームページの共通点

以下では、成果が出ないホームページの共通点をご確認いただけます。

課題具体例
目的・ターゲットが曖昧何を目的としたサイトなのかが不明確
情報が散らばり、必要な内容にたどり着けないサービス内容・営業時間などがわかりにくい
CTA(問い合わせ導線)が弱い問い合わせボタンが目立たない
更新されておらず情報が古いメニュー変更や料金改定が反映されていない

これらは信頼性の低下につながるため、運用時には可能な限り避ける必要があります。

成果をめざすための改善ポイント

ホームページの成果を高めるには、以下のような基本の見直しと運用の習慣化が重要です。

  • 目的とターゲットの再確認
  • CTA(問い合わせ導線)の明確化・改善
  • 信頼コンテンツの追加
  • 定期更新

「目的の再定義 → 導線改善 → 信頼情報の拡充 → 運用 → 分析」という順番で改善することで、継続的な集客効果につながります。

ホームページにはどんな種類がある?目的別の選び方

コーポレートサイト

コーポレートサイトのイメージ画像

コーポレートサイトに会社概要や事業内容、実績などの信用情報を体系的に掲載することで、信頼の向上が期待できます。

主な目的信用獲得・企業理解・取引先への情報提供
自作難易度中〜高 (情報量が多く構造設計が必要)
外注の費用目安30〜150万円以上

※2026年2月時点 NTTタウンページ株式会社調べ

サービス・商品サイト

サービス・商品サイトのイメージ画像

サービス・商品サイトは特定サービスや商品に特化して紹介し、問い合わせ獲得や資料請求につなげる役割を担います。

主な目的サービス内容の理解促進、問い合わせ・資料請求の獲得、検討段階のユーザーへの訴求
自作難易度中 (構成力・文章力・訴求設計が必要)
外注の費用目安20〜100万円程度

※2026年2月時点 NTTタウンページ株式会社調べ

ランディングページ(LP)

ランディングページのイメージ画像

ランディングページ(LP)は特定サービスの訴求内容を1ページに集約し、申込みや問い合わせにつなげることを目的とするページです。

主な目的申込み・問い合わせの最大化、広告経由の成約率向上
自作難易度低〜中 (テンプレートで作れるが、構成とコピーで成果が大きく変わる)
外注の費用目安10〜50万円程度

※2026年2月時点 NTTタウンページ株式会社調べ

ブランドサイト

ブランドサイトのイメージ画像

ブランドサイトは、世界観や価値観を視覚的に伝え、ブランドイメージの向上やファン形成につなげるためのサイトです。

主な目的ブランド価値の向上、世界観の訴求、ファン層の獲得
自作難易度高 (デザイン性・世界観の表現が重要で、テンプレートでは差異化しにくい)
外注の費用目安50〜200万円程度

※2026年2月時点 NTTタウンページ株式会社調べ

採用サイト

採用サイトのイメージ画像

採用サイトは、求職者に向けて企業の魅力・働き方・制度・社員の声などを伝え、応募獲得とミスマッチ防止につなげるためのサイトです。

主な目的応募数の増加、企業理解の促進、入社後ミスマッチの防止
自作難易度中 (情報整理と構成が重要。求職者が知りたい情報を体系化する必要がある)
外注の費用目安20〜100万円程度

※2026年2月時点 NTTタウンページ株式会社調べ

ECサイト

ECサイトのイメージ画像

ECサイトは、オンライン上で商品を販売するためのサイトで、決済・在庫管理・配送情報などの機能を備えた販売特化型のサイトです。

主な目的商品販売、購入導線の最適化、リピート顧客の獲得
自作難易度中〜高 (カート・決済機能の設定が必要で、扱う商品数によって難易度が上がる)
外注の費用目安50〜200万円程度

※2026年2月時点 NTTタウンページ株式会社調べ

コンテンツマーケティング用メディア

コンテンツマーケティング用メディアのイメージ画像

オウンドメディアは、記事やコラムを通じて検索流入を増やし、見込み顧客の獲得や認知拡大をめざす情報発信型のサイトです。

主な目的SEO集客、認知拡大、リード獲得
自作難易度中 (CMS運用や継続的な記事更新が必要)
外注の費用目安20〜150万円程度

※2026年2月時点 NTTタウンページ株式会社調べ

ポートフォリオサイト

ポートフォリオサイトのイメージ画像

ポートフォリオサイトは、制作物・実績・プロフィールを整理して掲載し、仕事依頼やスカウト獲得につなげるためのサイトです。

主な目的実績提示、信用獲得、仕事受注・スカウト獲得
自作難易度中 (文章整理と作品の見せ方が重要)
外注の費用目安10〜50万円程度

※2026年2月時点 NTTタウンページ株式会社調べ

ポータルサイト

ポータルサイトのイメージ画像

ポータルサイトは、複数の店舗・団体・サービスなどの情報を集約し、検索・比較できるようにした大型サイトです。情報量が多く、システム構築を前提とした形式になります。

主な目的情報集約、検索・比較機能の提供、利用者の利便性向上
自作難易度高 (データベース構築・検索機能・管理画面などの開発が必要)
外注の費用目安100〜500万円以上 (規模・機能要件によって大きく変動)

※2026年2月時点 NTTタウンページ株式会社調べ

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ホームページ制作には一定のコストがかかるため、最終的にどのようなホームページになるのかイメージしてから依頼を進めたいという方も多いでしょう。
NTTタウンページでは、無料でサンプルデザインの作成を承っております。すぐに依頼に踏み切れないという方はぜひお試しください。

自社制作か外注かを判断するポイント

ここでは、「スキル・リソース」「費用と機会損失」「併用の可否」という3つの視点から自社制作か外注かを判断するポイントを解説します。

社内で対応できるスキル・リソースを確認する

ホームページ制作を自社で行う場合、運用担当者のスキルに依存すると更新が止まり情報が古くなって、信頼性が低下するリスクがあります。
そのため、特定の人に負荷が集中しない体制が整っているかを確認することが重要です。

制作費と機会損失のバランスを考える

限られた期間で成果の出る構造を整えたい場合は、外注の方が結果的に効率的となる場合があります。

自作は一見コストが低いように見えても人件費と工数に加え、本業に使えたはずの貴重な時間が失われる機会損失が発生するため、総コストは想像以上に大きくなりがちです。
一方、外注は制作料金と運用費がかかるものの、立ち上げスピードが速く、専門家が関わることで品質や成果が担保されやすいメリットがあります。

自社制作と外注の併用を検討する

自社制作と外注を併用するハイブリッド方式では、たとえば、初期構築は外注し、公開後の更新や運用は社内で行った場合、デザイン・構造・SEO設計といった基礎部分が整い、成果が出やすい状態を早期につくることができます。

公開後は、ブログ記事の追加やお知らせ更新など、専門性の低い日常的な運用を社内で担えば、低負担で運用を継続できます。

無料ツール利用時の注意点

WixやSTUDIOなど、無料でホームページを作れるツールは手軽に運用を開始できるため、多くの個人・小規模事業者が利用しています。
ただし、無料プランには広告表示や独自ドメイン不可などの制限が多く、ビジネス用途としては信頼性に課題が残ります。

ここでは、ホームページ制作における無料ツール利用時の注意点について解説します。

広告表示や独自ドメイン不可などの制限がある

無料ツールの多くは、広告表示や独自ドメイン不可といった制限があります。
企業・店舗・士業・採用などの信用が強く求められる分野では、広告表示・独自ドメイン不可は大きなマイナス評価となるため注意が必要です。

また、URLは「xxx.site.com/〜」のようにサブドメインになるため、公式サイトとしての印象が弱まります。

テンプレートデザインになりやすい

無料ツールでは、デザインテンプレートが豊富に用意されていますが、問い合わせ導線・サービス訴求・料金表示など「売れるための設計」を自由に最適化しにくいという制約があり、これが成果の出にくさにつながるケースがあります。

テンプレートデザインは手軽にデザインの見栄えが整う一方で、成果を伸ばすための設計自由度は低めと理解して利用することが大切です。

拡張・移行時に追加コストがかかる

無料ツールで作ったホームページを本格運用へ切り替える際には、デザインの再構築やリダイレクト設定などの追加コストが発生します。
特に負担が大きくなりやすい課題は、以下のとおりです。

課題内容
完全な移行が困難無料ツール特有の独自仕様が多く、移行時に作り直しになるケースが多い
追加コストの発生すでに情報量が多い状態で乗り換えるとコンテンツ移行の作業量が膨大になり、
外注費や作業負担が大きくなる
デザインが引き継げないテンプレート固有のレイアウトが再現できず、同じデザインを移行先で再構築できない

無料プランは手軽な開始のみが目的であれば便利ですが、本格運用へ発展させたい場合の移行負担が大きくなりやすい点を理解しておくことが大切です。

ホームページ制作における制作会社の選び方

ホームページのイメージ図

ホームページ制作で集客などの目標を達成するには完成後の運用が重要なため、料金の安さだけで制作会社を確定するのは危険です。
ここでは、ホームページ制作における制作会社の選定基準をわかりやすく解説します。

制作目的に合った実績があるか

制作会社の実績を確認する際は「自社の目的に近いサイトをどれだけ作っているか」を基準に判断することが重要です。
以下では、目的ごとに確認しておきたい実績内容を整理します。

サイトの目的確認するべき実績内容
採用強化を目的としたサイト求職者が知りたい情報を適切に構成できているサイトの事例があるか
問い合わせ数UPを目的としたサイトCTA配置、料金表、サービス説明、導線設計など、問い合わせにつながる構成を実現した事例があるか
ブランド訴求を目的としたサイト世界観・ビジュアル表現・ストーリー設計など、ブランド価値を高めるデザインで成功した事例があるか

たとえば、問い合わせ数の向上をめざすサイトでは、ユーザーの行動を促す「導線設計とCTAの最適化」が成果を左右します。
したがって、過去に問い合わせを増やした実績がある制作会社かどうかを確認することが、実際の成果を得るための確実な判断材料になります。

要件整理から戦略設計まで対応できるか

要件整理とは、目的・ターゲット・KPI・導線設計・競合分析・コンテンツ構造などを整理し、サイト全体の方向性を定める工程です。

たとえば要件整理を行わず、既存テンプレートをそのまま流用する制作会社に採用強化を目的としたサイトを依頼した場合、求職者が知りたい情報が整理されず、応募につながらないサイトが完成してしまうことがあります。

成果につながるサイトをつくるためには、目的に応じて必要な要件を正しく整理し、戦略から運用までサポートできる制作会社かどうかを事前に見極めましょう。

デザインとUI/UXの品質に問題はないか

ホームページのデザインは「おしゃれに見えるか」ではなく、情報が読みやすく、迷わず目的のページへ進める導線設計ができているかが本質です。
近年は、次のようなUI/UXトレンドに対応できているかが品質を見極める基準になります。

観点内容
LCP高速化
(表示速度)
主要コンテンツが素早く表示され、読み込み遅延による離脱を防げているか
アクセシビリティ配色・文字サイズ・コントラストなど、誰でも読みやすく操作しやすい設計になっているか
CMS設計更新しやすい管理画面や、運用負担を減らすコンテンツ構造が整っているか

制作会社の実績を確認するときは、デザインの美しさだけでなく「使いやすさ」と「運用しやすさ」が確保されているかも併せて確認することが重要です。

更新性・運用体制まで設計されているか

制作会社を選ぶ際は、以下の観点から運用しやすい仕組みまで設計されているかを確認しましょう。

観点内容
CMSの運用性(WordPress / headless構成など)記事投稿・実績追加・お知らせ更新など、日常運用が自社で行えるか
権限設定・ガバナンス複数人で管理する場合の編集権限が整理され、誤操作リスクが
最小化されているか

制作前に「どの程度自社で更新したいか」を明確にし、それに合ったCMS設計や運用フローを提案してくれる制作会社かどうかを確認しておくと安心です。

費用総額がわかりやすく、予算内に収まっているか

ホームページ制作の見積もり段階で、費用内訳や追加料金が発生する条件が整理されていない場合、予算超過につながりやすくなります。

ランニングコストについては、保守費・更新代行費・CMSアップデートなど、公開後に必要となる費用が事前に明示されているかを確認しておきましょう。追加費用についても、ページ追加・仕様変更・デザイン修正など、どの作業が追加料金の対象になるのかを明確に把握しておくことが大切です。

総額や追加費用の条件がわかりやすい制作会社ほど、想定外の出費を避けやすく、安心して依頼できます。

AIによるホームページ制作の可能性

ホームページ制作のイメージ図

文章生成AIや画像生成AIの普及により、ホームページ制作の一部工程を効率化できるようになりました。
しかし、ホームページ制作の中でも 成果に直結する要件整理や導線設計などは、AIだけでの完結が困難な領域です。

ここでは、AIでできることと難しい領域を切り分けたうえで、実務に役立つ具体的な活用方法を整理します。

AIでできること

AIは、案出し・情報整理・素材生成のようなホームページ制作の初期段階と好相性であり、次のような作業をスピーディに進めることができます。

領域AIができること
文章作成構成案や説明文章の下書きを短時間で作成できる
デザイン案生成デザインの方向性を検討するためのラフ案を作れる
構成案の整理必要なコンテンツ候補やFAQ案を整理し、全体像を素早く可視化できる
素材の下地づくり画像加工や文章のリライトなど、制作作業の補助として利用できる

AIはこのように、制作の初期段階を短時間で形にすることを得意とします。

AIでは難しい領域と課題

事業理解・競合環境・顧客心理を踏まえた判断が必要な工程は、AIに任せにくい領域です。
以下は、AIだけでは成果につながりにくい領域とその理由をまとめています。

難しい領域理由
事業理解・価値提案(USP)整理企業の強みや事業の繊細なニュアンスは文脈依存のため、AIだけでは本質を捉えにくい
競合分析競合の強み・弱み・構造的優位まで踏まえた比較が難しく、表面的な情報に偏りやすい
導線設計・CTA設計ターゲットの心理変化に合わせた導線構築は高度な判断が必要で、AIでは精度が安定しない
ブランド整合性の担保企業のトーン&マナーや世界観を一貫させた表現はAIではブレが生じやすい

事業背景や競合文脈を踏まえて設計する部分は、人間ならではの解釈・判断力を要するため、AIではどうしても表面的で均質な内容に偏りやすくなります。

ホームページ制作におけるAIの活用方法

ここまでのとおり、AIはホームページ制作の全工程を代替するものではありませんが、ルーティンに近い作業の効率化には非常に有効です。
AIに任せる部分と人間が調整・判断する部分を以下のように分担すると、コストと品質のバランスを取りやすくなります。

活用領域AIに任せる部分人が行う部分
構成案の作成ページ構成のたたき台(必要な要素の抽出)事業理解・競合分析を踏まえた最適な情報設計に調整
コピー案(文章)の作成キャッチコピー・説明文の初稿作成ターゲット心理・ブランド表現を踏まえた推敲・最終化
デザイン案の方向性決定配色やレイアウトのラフ案生成実際のブランドに沿ったUI/UXへの落とし込み

最終的に人間の判断が必要なことを前提に活用できれば、AIはホームページ制作の負担軽減に役立ち、結果としてより集客効果が期待できる高品質なサイトの制作にもつながります。

AI検索対策、出遅れていませんか? チェックリストで基本を押さえましょう

近年、生成AIに加えて検索エンジンにもAIが活用されるようになってきました。そのため、AIに適切に引用されることでより多くの人の目に触れ、そこから集客につながる可能性ますます大きくなっています
まだAI検索対策ができていないという方は、チェックリストにある10項目から対策して、AI時代にも勝てるホームページをめざしましょう。

まとめ

ホームページ制作は、信頼構築・情報提供・集客・採用・ブランド形成など、事業の成果を実現するための手段です。
その達成には、目的やターゲットを明確にし、必要なコンテンツ・導線設計・デザイン・運用方法を適切に整えることが欠かせません。

NTTデジタルリードでは、ホームぺージで成果を出したいビジネスオーナーさま向けの「ホームページ制作・運用サービス」を提供しています。
本質的な集客強化のために、ホームページ制作・公開後のアフターフォロー・サポートにも力を入れています。

ホームページ制作にお悩みのビジネスオーナーさまは、ぜひお気軽にご相談ください。

※本記事に記載されている会社名、製品名、サービス名はそれぞれ各社の商標および登録商標です。