Web広告の種類一覧表|費用や運用方法をわかりやすく解説

編集:2025年12月

Web広告の種類一覧表|費用や運用方法をわかりやすく解説

Web広告は自社の集客や認知拡大をめざすうえで、欠かせないマーケティング手法です。ユーザーの行動データに基づいた高精度な配信を行うには、自社にあわせたWeb広告の種類を把握しておくことが重要です。
本記事では、代表的なWeb広告の種類・仕組み・費用相場・運用のコツまでを体系的に解説します。

目次

  1. 代表的なWeb広告の種類一覧
    1. リスティング広告(検索連動型広告)
    2. ディスプレイ広告(バナー広告)
    3. SNS広告(Facebook・Instagram・Xなど)
    4. 動画広告(YouTubeなど)
    5. デジタル音声広告(Spotify・radikoなど)
    6. ネイティブ広告(記事・レコメンド枠)
    7. 記事広告(タイアップ・PR記事型)
    8. 純広告
    9. アフィリエイト広告
    10. リターゲティング広告
  2. そもそもWeb広告とは?基本の仕組みを解説
    1. Web広告とは?SEOとの違い
    2. Web広告の仕組み(オークション・ターゲティング)
    3. Web広告のメリット・デメリット
  3. Web広告の6つの課金方式と費用相場
    1. クリック課金(CPC)
    2. インプレッション課金(CPM)
    3. 成果報酬型課金(CPA)
    4. 視聴課金(CPV)
    5. 月額固定型(フラット課金)
    6. 入札単価(オークション制)
  4. Web広告運用に必要な予算を決める3つの要素
    1. 広告出稿の目的・目標
    2. 狙いたいターゲット層
    3. 運用体制(内製 or 外注)
  5. 目的に合わせて選ぼう!おすすめのWeb広告手法
    1. 認知度を高めたい
    2. 集客を増やしたい​​​​​
    3. 資料請求など確度の高い問い合わせがほしい
  6. Web広告運用の費用を抑えるコツ
    1. 配信ターゲットと媒体の最適化
    2. クリエイティブとLP改善
    3. 少額テストとPDCA運用
  7. ​Web広告の出し方4ステップ!手順とコツを解説​​​
    1. 広告アカウントの作成
    2. キャンペーン・ターゲット設定
    3. 広告のクリエイティブ作成
    4. 効果測定と改善
  8. まとめ

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代表的なWeb広告の種類一覧

Web広告は検索結果に表示されるものから、SNS・動画・音声などユーザーの日常行動に溶け込むタイプまで、特性はさまざまです。
ここでは、代表的な10種類のWeb広告について、それぞれの特徴や活用シーンを整理して紹介します。

リスティング広告(検索連動型広告)

リスティング広告(検索連動型広告)

リスティング広告は検索エンジンの検索結果に表示され、ユーザーが入力したキーワードに応じて広告が出稿される形式です。顕在的なニーズを持つユーザーに直接アプローチできるため、購買や問い合わせにつながりやすいのが特徴です。
検索意図が明確なユーザーを取り込みやすい一方で、成果を維持するには日々のキーワード運用や入札調整が欠かせません

表示場所
GoogleやYahoo!などの検索結果ページ上部・下部
メリット
・検索意図に即したユーザーに配信でき、コンバージョン率が高い
・効果測定や改善がしやすい
デメリット
・競合が多いキーワードではクリック単価が高騰しやすい
・継続的な運用・改善が必要
向いている業種・商材
サービス業、士業、EC、BtoBリード獲得、地域ビジネスなどの検索行動が明確な商材

ディスプレイ広告(バナー広告)

ディスプレイ広告(バナー広告)

Webサイトやアプリの広告枠に、画像や動画を用いて配信される広告です。テキスト中心のリスティング広告とは異なり、ビジュアルによってブランドや商品の魅力を訴求でき、まだニーズが顕在化していない層への認知獲得に適しています
興味・関心段階のユーザーにブランドを印象づける役割を担うため、リスティング広告と併用することで購買導線を補完できます。

表示場所
Webサイトやアプリ内の広告枠
メリット
・画像・動画を活用した高い訴求力
・潜在層への認知・ブランディングに効果的
デメリット
・クリック率(CTR)が低くなりやすい
・配信精度を上げるにはターゲティング設計が必要
向いている業種・商材
アパレル、旅行、飲食、家電、美容など、ビジュアル訴求で魅力を伝えやすい商材

SNS広告(Facebook・Instagram・Xなど)

SNS広告(Facebook・Instagram・Xなど)

SNS広告は、SNSのフィードやストーリーズ、タイムライン上に表示される広告で、ユーザーの年齢・性別・地域・興味関心などをもとに配信されます。細かなターゲティング設定が可能なうえ、拡散性が高く、キャンペーン告知やブランド認知、EC販売促進など幅広い目的で活用されています。
SNSはユーザーとの心理的距離が近いメディアであるため、共感や世界観を重視した訴求が効果を左右します

表示場所
各SNSのフィード、ストーリーズ、タイムライン、リール、動画内など
メリット
・精密なターゲティングが可能
・ブランド認知・集客の両立がしやすい
デメリット
・広告感が強いとユーザーに敬遠されやすい
・クリエイティブ制作に工数がかかる
向いている業種・商材
アパレル、コスメ、飲食、旅行、イベント、EC、スタートアップなど発信型の商材・サービス

動画広告(YouTubeなど)

動画広告(YouTubeなど)

動画広告は映像と音声を組み合わせて訴求する形式で、視覚と聴覚の両面から強い印象を与えられる広告です。短時間で情報量を多く伝えられるため、商品やブランドの世界観をストーリーにのせて届けたい場合に適しています。
動画広告で認知から購買への流れを作るうえで、他の広告と組み合わせて中長期的に活用する戦略も効果的です

表示場所
YouTube、TikTok、各種動画配信サービスやSNS動画枠など
メリット
・視覚・聴覚の両面から訴求できる
・ブランディング・認知拡大に高い効果
デメリット
・継続的な改善に時間がかかる
・スキップされるリスクがある
向いている業種・商材
自動車、化粧品、飲料、不動産、教育、エンタメなど、ブランドイメージ重視の商材

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デジタル音声広告(Spotify・radikoなど)

デジタル音声広告(Spotify・radikoなど)

デジタル音声広告は音楽配信サービスやラジオアプリなどで、コンテンツの合間に自然に挿入される音声形式の広告です。視覚を使わずに訴求できるため、通勤・運動・家事中などのながら聴きのシーンでもユーザーと接触できます
デジタル音声広告は記憶への残りやすさを活かし、ブランド認知や好感度向上を目的とした活用が効果的です。

表示場所
Spotify、radiko、Voicy、Podcastなどの音声プラットフォーム
メリット
・ユーザー体験を損なわずに情報を伝えられる
・特定の時間・状況で接触できる
デメリット
・視覚的な補足ができず、内容理解が難しい場合がある
・効果測定が他媒体より難しい
向いている業種・商材
金融、教育、求人、BtoBサービス、サブスク型サービスなど声で信頼を伝えたい商材

ネイティブ広告(記事・レコメンド枠)

ネイティブ広告(記事・レコメンド枠)

ネイティブ広告は、メディア記事やニュースサイト、レコメンド枠などにコンテンツの一部として表示される広告です。ユーザーが記事を読む流れに沿って自然に表示されるため、広告感が薄く読み飛ばされにくく、コンテンツマーケティングと相性の良い施策として活用しやすいでしょう
クリック後のページ内容を工夫することで、情報提供から購買意欲喚起までスムーズに誘導できます。

表示場所
ニュースサイト、オウンドメディア、キュレーションアプリ(SmartNews、Gunosyなど)のレコメンド枠
メリット
・自然な文脈で訴求できる
・コンテンツとして読まれやすい
デメリット
・誤認されるとブランドイメージを損なう
・コンテンツ制作コストがかかる
向いている業種・商材
保険、教育、住宅、健康食品など、情報提供を通じて理解を促したい商材

記事広告(タイアップ・PR記事型)

記事広告(タイアップ・PR記事型)

記事広告は企業や商品の魅力を、メディアの編集記事の形式で紹介するタイプの広告です。一方的な宣伝ではなく、読者にとって有益な情報として構成されるため、自然に理解・共感を促すことができます。
信頼性の高いメディアで掲載されることでブランドイメージの向上にもつながるため、一過性ではなくストーリーで伝えるブランド訴求として、長期的な価値の発揮が期待できるでしょう

表示場所
オンラインメディア、ニュースサイト、業界専門サイトなどの特集記事枠など
メリット
・記事として読まれやすい
・第三者発信により信頼性が高い
デメリット
・制作費が高い
・媒体の編集方針によって表現が制限される場合がある
向いている業種・商材
金融、不動産、化粧品など、理解・信頼形成が重要な商材

純広告

純広告

純広告は、特定のWebメディアやポータルサイト上の広告枠を、一定期間またはインプレッション数で買い取って掲載できます。ブランド露出を重視する広告手法で、トレンド形成やキャンペーン展開に効果を発揮します
掲載位置や期間が固定されるため、ブランディングや新商品キャンペーンなどに適しています。

表示場所
Webメディア、ポータルサイト、ニュースサイトのトップページや特集枠など
メリット
・安定した表示が可能
・大型キャンペーンなどで高い訴求効果を発揮
デメリット
・広告枠の購入費用が高額になりやすい
・ターゲット精度が低く、費用対効果を得にくい場合がある
向いている業種・商材
大手企業、新商品・新サービス、イベント、エンタメなど、広範囲に認知を広げたい商材

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告は、Webサイト運営者が自社の商品やサービスを紹介し、ユーザーの購入や申込みといった成果が発生した際に報酬を支払う成果報酬型の広告です。広告主はランニングコストを抑えて成果を重視した運用ができるため、費用対効果に優れた施策として多くの業種で採用されています
特に初期コストを抑えながら確実に成果を積み上げたい企業に適しています。

表示場所
ブログ、比較サイト、口コミサイト、レビュー記事など
メリット
・成果発生時に費用が発生
・多数のメディア経由で広く露出できる
デメリット
・誇張表現などによるブランドリスクがある
・成果管理に手間がかかる
向いている業種・商材
EC、金融、教育、通信、コスメ、健康食品など、明確な成果指標を設定できる商材

リターゲティング広告

リターゲティング広告

リターゲティング広告は、自社サイトを一度訪問したユーザーの行動履歴をもとに、別サイトやSNS上で再度広告を配信する手法です。一度興味を示したものの購入・申込みに至らなかったユーザー(検討離脱層)に再アプローチできるため、コンバージョン率の向上に大きく寄与します
リターゲティング広告は興味を持ったユーザーを確実に取り戻すため、他の広告施策と連動したリマーケティング戦略として活用するのが効果的です。

表示場所
Webサイト、SNS、アプリ内広告枠など
メリット
・購買意欲の高いユーザーに再訴求できる
・CVR(コンバージョン率)の向上に効果的
デメリット
・頻繁な表示でユーザーに不快感を与えるリスクがある
・Cookie規制の影響を受けやすい
向いている業種・商材
ECサイト、旅行、不動産、保険、スクール、BtoBサービスなど比較検討が長い商材

AI検索対策、出遅れていませんか? チェックリストで基本を押さえましょう

近年、生成AIに加えて検索エンジンにもAIが活用されるようになってきました。そのため、AIに適切に引用されることでより多くの人の目に触れ、そこから集客につながる可能性ますます大きくなっています
まだAI検索対策ができていないという方は、チェックリストにある10項目から対策して、AI時代にも勝てるホームページをめざしましょう。

そもそもWeb広告とは?基本の仕組みを解説

近年のWeb広告はAIによる入札やターゲティングの精度が向上し、従来よりも少ない予算で高い成果をめざすことができます。
ここでは、Web広告の基本的な仕組みやSEOとの違い、さらに導入前に理解しておきたいメリット・デメリットを整理します。

Web広告とは?SEOとの違い

Web広告は、費用を支払って自社サイトへの集客を促す短期的な施策です。一方でSEOは、自然検索からの流入を狙う中長期的な施策で、SNS施策はブランドの認知拡大やファンとの関係づくりに活用されます。
そのため、短期的成果(Web広告)+中長期的資産形成(SEO)+関係構築(SNS)のように、目的やフェーズに応じて併用することで最大限の効果が期待できます

施策目的費用感​​​​効果が出るまでの目安期間​​​効果の持続性活用シーン
Web広告​​​​即効的に集客・購入を促す​​​​​​​月数万円〜​​​
​​​​(クリック課金や媒体日などの広告費が中心)​​​
​​​​即日〜数日で成果を確認可能​​​​​​​広告停止と同時に効果も止まる​​​​​​​期間限定キャンペーンや短期集客​​​
SEO対策​​​​中長期的に検索流入を増やす​​​​​​​月数万円〜​​​
​​​​(​​記事制作などの外注費が中心)​​​​​
​​​​約3〜6ヶ月の中長期スパン​​​​​​​コンテンツが資産化すれば継続効果​​​​​​​継続的かつ長期的な集客​​​
SNS施策​​​​ファン形成・拡散による認知向上​​​​​​​月数万円〜​​​
​​​​(人件費または外注費)​​​
​​​​数週間〜数ヶ月で徐々に効果が期待できる​​​​​​​フォロワー維持で中長期的効果​​​​​​​認知拡大・ファンとの関係構築​​​​

※2025年12月時点 NTTタウンページ株式会社調べ

Web広告の仕組み(オークション・ターゲティング)

Web広告では、広告主が設定した「目的・予算・入札単価・クリエイティブ」などの条件をもとに、広告プラットフォームがユーザー情報とマッチングし、最適な広告を表示します。そのため、Web広告は入札額・広告品質・ユーザー関連性などの複合的な要素によって最適化される点がポイントです

▼Web広告が表示されるまでの4ステップ

  1. 広告主がキャンペーンを設定(目的・予算・入札・クリエイティブ)
  2. ユーザーデータとマッチング
  3. オークションで競合広告と比較
  4. 勝者広告が適切な配信面に表示

Web広告のメリット・デメリット

Web広告はターゲットを明確に設定できるため、見込み客に直接アプローチできる点が大きな魅力です。一方で、広告を停止すると流入も止まる場合があり、さらに競争が激しい業界ではクリック単価が高騰するリスクもあります。
Web広告で費用対効果を維持するためには継続的な分析と改善が欠かせません。短期的な集客施策として活用しつつ、SEOやSNSなど長期施策との併用を意識することで、より安定した集客が見込めます。

Web広告のメリットWeb広告のデメリット
・短期間で集客につながる場合が多い
・見込み客に直接アプローチしやすい
・停止すると効果も止まる
・競合が多い分野ではクリック単価が高騰する

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Web広告の6つの課金方式と費用相場

Web広告の費用は、広告の目的や媒体によって「どのように課金されるか」が異なります。そのため、課金方式を理解しておくことは、効果的な広告運用を行ううえで欠かせません。
ここでは、代表的な6つの課金方式と、メリット・デメリットついても解説します。

クリック課金(CPC)
広告がクリックされた回数に応じて費用が発生する方式。
費用:1クリックあたり50~1,000円前後
インプレッション課金(CPM)
広告が1,000回表示されるごとに費用が発生する方式。
費用:1,000回あたり数百円~数千円
成果報酬型課金(CPA)
購入・申込みなど成果発生時に費用が発生
費用:1件あたり1,000~10,000円以上
視聴課金(CPV)
動画が一定時間(例:30秒以上)再生されたときに課金。
費用:1再生あたり5~30円程度
月額固定型(フラット課金)
一定期間・枠を買い取って広告を掲載。
費用:月額数万円~数百万円
入札単価(オークション制)
広告の掲載順位を入札額+広告品質で決定。
費用:変動制(オークション結果により異なる)

※2025年12月時点 NTTタウンページ株式会社調べ

クリック課金(CPC)

クリック課金(CPC:Cost Per Click)は、実際に行動を起こしたときのみ費用が発生するため、費用対効果を把握しやすく、リスティング広告やSNS広告で最も多く採用されています。費用をかけた分だけ明確に反応を測れるため、初めてWeb広告を運用する企業にもおすすめの課金方式です

課金方式​広告がクリックされるたびに費用が発生する方式
費用の目安​1クリックあたり50~1,000円前後
​※業界・キーワードによって変動
メリット​・行動を起こしたユーザーのみに費用が発生する
​・費用対効果の計測が容易
デメリット​・人気キーワードではクリック単価が高騰しやすい
​・クリック数=成果ではない場合もある
向いているケース​リスティング広告、SNS広告、LP誘導型のキャンペーンなどで即効的な集客を狙う場合​

※2025年12月時点 NTTタウンページ株式会社調べ

インプレッション課金(CPM)

インプレッション課金(CPM:Cost Per Mille)は、広告が1,000回表示されるごとに費用が発生する課金方式です。表示回数に基づくため、商品やサービスの認知拡大・ブランド訴求を目的とした広告に向いています
インプレッション課金は認知度を高めるフェーズで効果を発揮するため、他のクリック型広告と組み合わせるのも効果的です。

課金方式​広告が1,000回表示されるたびに費用が発生する方式
費用の目安​1,000回表示あたり数百円~数千円
​※媒体やターゲットによって変動
メリット​・幅広いユーザーにリーチできる
​・ブランド認知を高めやすい
デメリット​・表示されてもクリックされない場合がある
​・直接的な成果につながりにくい場合がある
向いているケース​ディスプレイ広告・動画広告・SNS広告など、露出重視のプロモーション​

※2025年12月時点 NTTタウンページ株式会社調べ

成果報酬型課金(CPA)

成果報酬型課金(CPA:Cost Per Action)は、ユーザーが購入・資料請求・会員登録などの成果を達成したときのみ費用が発生する仕組みです。広告主にとって余分なコストが発生しにくく、費用対効果を重視するBtoC・BtoBの両分野で広く活用されています
費用を成果で管理する効率型広告として有効ですが、精度の高い計測設定と成果地点の設計をしっかりしないと、費用を無駄にする可能性があるので注意しましょう。

課金方式​購入・申込み・会員登録など、設定した成果が発生した際に課金される方式
費用の目安​1成果あたり1,000~10,000円以上
​※商材・成約単価により変動
メリット​・成果発生時のみ費用が発生するため、リスクを抑えやすい
​・確実に費用対効果を測定できる
デメリット​・成果地点までの導線設計が複雑になりやすい
​・成果の不正計測リスク(アフィリエイト等)もある
向いているケース​ECサイト、資料請求・見積依頼、求人・不動産など、明確なコンバージョンを設定できる商材​

※2025年12月時点 NTTタウンページ株式会社調べ

視聴課金(CPV)

視聴課金(CPV:Cost Per View)は、YouTube広告などで主に採用されており、再生開始だけでなく、視聴維持率(例:30秒以上や最後まで再生など)をもとに課金対象が決まります。ブランド認知や商品理解を深める目的に適しており、映像表現を通じて印象的な訴求が可能です。
CPV課金は、視聴完了率などの指標を活用して、訴求内容の改善を継続的に行うことが重要です。

課金方式​動画広告が一定秒数(例:30秒以上)視聴された場合に費用が発生
費用の目安​1視聴あたり5~30円程度(媒体・配信条件によって変動)
メリット​・視聴維持率に基づくため、興味の高い層に効率的に訴求できる
​・ブランディングに強い
デメリット​・動画制作コストがかかる
​・短期間で直接成果につながりにくい
向いているケース​YouTube広告、SNS動画広告、ブランドPR・新商品発表など、視覚訴求を重視する施策​

※2025年12月時点 NTTタウンページ株式会社調べ

月額固定型(フラット課金)

月額固定型(フラット課金)は、特定の広告枠を一定期間買い取り、月単位または期間単位で固定費を支払う方式です。期間中は常に広告が掲載されるため、長期的なブランド認知や企業イメージ向上を目的とするケースにも適しています
フラット課金は認知度を継続的に維持したい企業に適した方式であり、他の運用型広告と組み合わせて相乗効果を狙うと効果的です。

課金方式​広告枠を期間契約し、月単位・週単位などで固定費を支払う方式
費用の目安​月額数万円~数百万円
​※媒体の規模や掲載位置により大きく変動
メリット​・掲載位置や期間が固定され、安定した露出が得られる
​・媒体の信頼性を活かせる
デメリット​・成果に関係なく費用が発生する
​・費用対効果の測定が難しい
向いているケース​ニュースサイト・業界専門メディア・ポータルサイトなど、ブランド訴求・長期露出を目的とする広告​

※2025年12月時点 NTTタウンページ株式会社調べ

入札単価(オークション制)

入札単価(オークション制)は、Google広告やMeta広告などの多くの運用型広告で採用されている仕組みです。広告の表示可否や順位は、広告の品質スコア(クリック率・関連性・ランディングページの品質など)を総合的に評価して決定されます。
オークション制は、費用と品質の最適バランスをとりながら成果を追求する仕組みなため、継続的なデータ分析とチューニングが不可欠です

課金方式​オークションによって広告の掲載順位や表示可否を決定する方式(入札額+広告品質で決定)
費用の目安​クリック単価・表示単価などに応じて変動
メリット​広告の品質が高いほど低コストで上位表示を狙える
デメリット​・入札競争が激しい分野では費用が上がりやすい
​・戦略設計・運用スキルが求められる
向いているケース​Google広告、Meta広告、X広告など、柔軟な入札戦略で成果を最大化したい運用型広告​

Web広告運用に必要な予算を決める3つの要素

  1. 広告出稿の目的・目標
  2. 狙いたいターゲット層
  3. 運用体制(内製 or 外注)

Web広告運用は、「何を目的とするか」「誰に届けるか」「どのように運用するか」を明確にすることで、適正な予算設計が可能になります。
ここでは、Web広告の予算を見積もる際に考慮すべき3つの視点を整理します。

広告出稿の目的・目標

Web広告の予算を設計する際は、「認知拡大」「集客」「コンバージョン(購入・問い合わせ)」など、目的に合わせて出稿媒体や費用配分を決めるようにしましょう。たとえば、ブランディングを重視する場合はインプレッション課金や動画広告を中心に、売上やリード獲得を目的とする場合はクリック課金やCPA課金を軸に設計します。

このときに判断の指標となるのがCPA(1件あたりの獲得単価)やROAS(広告費用対効果)です。CPAを基準に1件あたりの獲得コストを見積もり、ROASで投入した広告費に対してどれだけの売上を得られたかを検証することで、より戦略的な予算配分が可能になります

認知拡大集客(トラフィック増加)コンバージョン(成果獲得)
​​​​主なKPI・評価指標​​​​​​​表示回数・視聴回数・ブランド想起率​​​​​​​クリック数・CTR・サイト訪問数​​​​​​​CPA・CV数・ROAS​​​
​​​​想定課金方式・媒体例​​​​​​​インプレッション課金・動画広告・純広告​​​​​​​クリック課金(CPC)型広告・SNS広告​​​​​​​成果報酬型(CPA)・リターゲティング広告​​​
​​​​予算配分の考え方​​​​​​​幅広く露出し、リーチを最大化​​​​​​​クリック単価を抑えつつ流入を拡大​​​​​​​成果1件あたりのコストを最適化​​​​

狙いたいターゲット層

ターゲットが明確であるほどWeb広告の余分な配信を減らせますが、その分クリック単価(CPC)や成果単価(CPA)は上昇する傾向にあります。
また、広告費は一般的に売上の3〜10%程度を目安に設定するケースが多く、BtoBや高単価商材では5〜8%、BtoC商材では3〜5%程度がひとつの基準とされています。ターゲットを「誰に」「どの層に」「どの地域で」届けたいのかを具体化することで、無駄な配信を減らし、費用対効果の高い広告運用が実現するでしょう。

業種・目的平均クリック単価(CPC)平均成果単価(CPA)備考
EC・通販約50~150円約2,000~6,000円商品価格帯により変動が大きい
不動産・住宅約200~600円約10,000~30,000円成約率が低くCPAが高め
教育・スクール約100~300円約5,000~15,000円資料請求・体験申込などが主目的
金融・保険約300~800円約10,000~40,000円高単価・競争激化でCPCが高い
飲食・美容・小売約30~120円約1,000~5,000円ローカル・MEO広告などと併用可
BtoBリード獲得約150~500円約8,000~20,000円資料DLや問い合わせが成果指標

※2025年12月時点 NTTタウンページ株式会社調べ

運用体制(内製 or 外注)

限られた予算の中でWeb広告の効果を高めるには、広告を配信したままにせず、効果測定や除外設定の徹底によって余分な出稿を防ぐ運用設計が求められます。
以下では、運用体制別の特徴と費用・成果イメージをまとめています。内製・外注どちらの場合でも「配信→検証→改善」のサイクルを継続的に回せる体制が整備されているかが成果を左右するため、メリットとデメリットを比較して自社にあった運用体制を選択することが重要です

内製(インハウス運用)外注(代理店・コンサル委託)
メリット・自社の知見を活かして柔軟に改善できる
・即時対応が可能
・専門家のノウハウを活用できる
・成果データを蓄積しやすい
デメリット・専門知識や分析スキルが必要になる
・運用負担が大きい
・手数料(運用費用)が発生する
・担当者との連携が必要になる
向いているケース少額予算・自社でPDCAを回したい企業中〜大規模予算・広告運用を効率化したい企業

目的に合わせて選ぼう!おすすめのWeb広告手法

目的に合わせて選ぼう!おすすめのWeb広告手法

ここでは、3つの目的別に効果的なWeb広告手法を紹介します。

認知度を高めたい

自社や商品の存在をより多くの人に知ってもらうには、印象に残るクリエイティブと広範囲なリーチを両立する広告が効果的です。
配信時は、ターゲット条件(年齢・興味関心・地域など)を適切に設定し、ブランドの世界観やメッセージが一貫して伝わる配信設計を意識しましょう

​​有効な広告手法
​動画広告、SNS広告、デジタル音声広告、純広告、ディスプレイ広告
​向いている媒体
​YouTube、Spotify、radiko、Yahoo! JAPAN、ニュースポータル
​成果指標(KPI)
​インプレッション数、視聴回数、リーチ数、ブランドリフト調査結果​

動画広告やデジタル音声広告は、ストーリー性や音声の印象を通じて感情に訴えかけやすく、ブランド認知の拡大に優れています。認知を目的にWeb広告を展開する場合、即効性よりも継続的な接触でブランドを記憶に残す設計が重要です。​​​

集客を増やしたい​​​​​

​​​​新規顧客の来訪を増やすには、​​検索意図の明確な層(顕在層)​​と、​​潜在的な関心を持つ層​​の双方にリーチする広告戦略が重要です。​​​有効な広告手法​​と向いている広告媒体は、以下のようなものがあります。​​​

​​有効な広告手法
​​​​リスティング広告、SNS広告、ディスプレイ広告、アフィリエイト広告​​​​​
​向いている媒体
​​​​Google広告、Meta広告、YouTube広告​​​​​
​成果指標(KPI)
​​​​クリック数(CTR)、流入数、来店計測、CPA(1件あたり集客コスト)​​​​

​​​​集客フェーズでは認知度を高めるよりも、​​検討層へ向けた発信の効率化​​のほうが重要度は高まります。​​​​​​​たとえば検索ニーズの高い層にはリスティング広告が有効で、​​購買意欲が高まったタイミングでの来店・問い合わせ​​を促せます。一方で、まだニーズが顕在化していない潜在層には、​​SNS広告やディスプレイ広告を活用​​して自然に関心を喚起するのが効果的です。​​​
​​​​このように同じ「集客」という目的でも、ターゲットの検討度合いによって訴求を変えるなどの戦略が重要になります。​​​

資料請求など確度の高い問い合わせがほしい

見込み度の高いユーザーを成約・問い合わせへ導くには、検討段階のユーザーに再接触し、信頼感を醸成する広告戦略が効果的です。広告運用と合わせてLPの構成や入力フォームの改善を行うことで、CVRの向上も狙うことができます

​​有効な広告手法
​リターゲティング広告、リスティング広告、アフィリエイト広告、記事広告
​向いている媒体
​Google広告、Meta広告、専門メディア・業界ポータル
​成果指標(KPI)
​CV数、CPA(1件あたり獲得コスト)、CVR(コンバージョン率)​

検討層の心を動かし、成果の最大化につなげるには、広告・記事・LPを連動させ、訴求内容を一貫させることが重要です。

Web広告運用の費用を抑えるコツ

Web広告運用の費用を抑えるコツ

配信先やターゲットを最適化し、クリエイティブやLPの改善を繰り返しながら、小規模テストを通じてデータに基づく判断を積み重ねることが、Web広告の効率運用につながります。
ここでは、運用コストを抑えつつ成果を高めるための3つのポイントを解説します。

配信ターゲットと媒体の最適化

年齢・地域・デバイス・興味関心などの条件を実際の成果データに基づいて最適化することで、不要なクリックや表示を削減し、CPA(1件あたり獲得コスト)の改善につなげられます。
配信設定を一度決めたまま放置すると、広告費の20〜30%が無駄に消費されるケースもあります。そのため、週次・月次で配信データを確認し、効果の低いセグメントを除外していく運用体制を整えると、コスト最適化につながるでしょう。

クリエイティブとLP改善

​​​Web広告の費用を抑えるには、​​​​画像・動画・テキストの訴求軸を複数パターン用意し、ABテストを重ねて最も反応の高い要素を見極めます。運用中は、広告とLPのメッセージが一致しているかを常に確認しましょう。
クリック後の体験がスムーズであるほど、1クリックあたりの価値(CPA効率)は飛躍的に向上します

少額テストとPDCA運用

​​​まずは​​​​​​少額でテスト配信を行い、クリック率・CVR・CPAなどの数値をもとに効果を検証することで、余分な支出を抑えつつ最適な広告設計を見極めることができます。なお、テスト段階では完璧を求めず、データを得るための投資としての少額配信が有効です
テスト結果を踏まえ、仮説 → 検証 → 改善のPDCAサイクルを短期間で回すことで、小規模でも再現性のある成果モデルを構築し、安定した広告運用へとつなげられます。

​Web広告の出し方4ステップ!手順とコツを解説​​​

​Web広告の出し方4ステップ!手順とコツを解説​​​

Web広告を効果的に運用するには、出稿から改善までの一連の流れを理解し、各工程でのポイントを押さえることが大切です。
最後に、初めてでも失敗しないための4つの基本ステップを順に解説します。

広告アカウントの作成

Google広告・Meta広告(Facebook、Instagram)・LINE広告など、媒体によって管理画面や設定項目が異なりますが、いずれもアカウント開設時の初期設定が運用成果を左右する重要な工程です。この段階で、課金方法・ターゲット地域・ビジネス情報・コンバージョン計測タグの設置までを確実に行うことが重要で、特にコンバージョンタグを後から設置するとデータが欠損し、正確な分析ができなくなるため注意が必要です
また、複数媒体を利用する場合は、アカウント構造(キャンペーン・広告グループ・広告)を統一設計しておくと運用効率が高まります。

キャンペーン・ターゲット設定

無駄なクリックを防ぐためには、キャンペーンとターゲットにあわせた除外キーワードや除外オーディエンス設定を適切に行うことが効果的です
ターゲット条件を年齢・性別・地域・興味関心・デバイスなどの属性で細かく設定したら、成果データをもとに調整を繰り返しましょう。

広告のクリエイティブ作成

クリエイティブは、ユーザーの興味を引き、行動を促す重要要素です。ファーストビューで注意を引くビジュアル要素(画像・動画)と、共感やベネフィットを伝えるコピーライティングを掛け合わせることで効果の最大化につながります。
クリエイティブ制作では、見た瞬間に理解できるシンプルさと共感を生む一言が重要です。定期的に成果データを確認し、反応の良い要素を横展開して再構築することで、継続的に成果を伸ばせるでしょう。

効果測定と改善

Web広告の配信後は、クリック率(CTR)・コンバージョン率(CVR)・獲得単価(CPA)などの主要指標を分析し、反応の高いターゲットや広告素材に予算を再配分しましょう。改善フェーズでは、リターゲティング広告と成果報酬型広告(CPA)が効果を発揮します。
これらは、すでに自社に関心を示したユーザー層に再アプローチできるため、費用対効果が高く、成果獲得率を着実に高められます

まとめ

Web広告は、目的・媒体・運用体制によって最適解が変わる柔軟なマーケティング手法です。「認知拡大」「集客」「コンバージョン」など、ゴールを明確に設定した上で媒体と課金方式を選ぶことで、限られた予算でも効果的な配信が可能になります。
また、配信して終わりではなく、データ分析と改善を繰り返すPDCA運用が重要です。自社の目的に合わせて戦略を練り、費用対効果の高い運用をめざしましょう。

※本記事に記載されている会社名、製品名、サービス名はそれぞれ各社の商標および登録商標です。

この記事の監修者

合同会社webコンサルタント 業務執行社員
愛甲 太樹 (あいこう たいき)

大手メーカーをはじめ、店舗ビジネスからコンサル業界まで広くマーケティング支援を行う。戦略設計から広告運用、SEO、SNS、WordPress運用、アフィリエイト、MEO、EC運営、アクセス解析・データ分析、オフラインマーケティングなど幅広く担当。


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