編集:2026年2月

クリニックの検索行動は年々変化し、「ホームページで探す」から「Googleマップで近くの医院を見る」へと移っています。とくに「耳鼻科 近く」「小児科 予約」といった位置情報を含む検索は増えており、Googleマップの表示結果がそのまま来院数・新患数に直結する時代になりました。
本記事では、クリニックが取り組むべきMEO対策の基本から、実践ステップ、注意点、外注判断までを体系的に整理し、失敗しない集患設計の考え方をまとめています。集患に少しでも課題を感じている人は、ぜひ参考にしてください。
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クリニックにMEO対策が向いている理由

ここでは、クリニックにMEOが向いている理由を3つ紹介します。
地域名検索と相性が良く近隣からの来院につながりやすいため
クリニックを探すユーザーの多くは、「地域名 × 診療科目(例:新宿 内科)」というワードで検索をするケースが多いでしょう。
このとき、検索結果の最上部にはGoogleマップの表示枠(ローカルパック)が表示され、上位3院が目立つ形で紹介されます。
MEO対策によって検索ワードにぴったりなクリニックだと判断されると、このエリアに表示されやすくなると言われています。上位表示が叶えば、自宅や職場から近いクリニックを探す患者さんに直接アプローチでき、すぐに来院率の向上につながりやすいのです。
Googleマップで比較される際に口コミによる信頼性向上が見込めるため
医療機関は、飲食店や美容院以上に「安心して通える場所か」が重視されます。Googleマップでは評価、口コミ数、口コミ内容、写真が一覧で比較されるため、MEO対策により情報を整えることで、初めて利用する患者さんの不安も軽減しやすくなります。
特に最新の口コミが定期的に追加されているクリニックは、「通っている人がいる=信用できる」という心理的効果が働き、選ばれやすくなるでしょう。
スマートフォン検索で上位表示されれば予約・電話につながりやすいため

昨今は、検索行為のほとんどがスマートフォンからと言われています。特に急な発熱・体調不良・小児科・皮膚科・耳鼻科など、検索から来院までの意思決定が早い診療科は地図検索と相性が高く、MEOの優先度が高いと言えます。
さらにGoogleマップでは、表示されたクリニックの画面から「電話」「ルート検索」「予約ページ」へワンタップで移動できるため、ホームページ経由より早く行動につながりやすいというメリットもあります。
そもそもMEOとは?Googleマップで上位に出る仕組み

ここでは、MEOの基本について解説します。
MEO(Map Engine Optimization)の基本と考え方

MEO(Map Engine Optimization)は、Googleマップで自院が正しく表示され、選ばれやすい状態をつくるための施策です。
患者の多くは「地域名 × 症状」「近くの耳鼻科」など、位置情報を含む検索を行うため、クリニックのホームページよりGoogleマップの情報が先に見られるケースもあります。マップ検索の場合は生活圏内で探されること多く、MEOの効果が来院数にダイレクトに反映されやすいという特徴があります。
上位表示を決める3つの要素(距離・関連性・信頼性)
Googleマップでどのクリニックが上位に表示されるかは、Googleによる「ローカル検索の評価基準」をもとに決まります。大きく分けると、次の3つの要素が重要とされています。
| 評価項目 | 内容 | クリニックMEOにおけるポイント |
|---|---|---|
| 距離 | 検索地点との近さ | ・検索ユーザーに近いほど表示されやすい ・正確な住所登録(番地・建物名)の徹底が必要 |
| 関連性 | 検索キーワードとの一致度 | ・診療科目・サービス・投稿内容に適切なキーワードを含める ・カテゴリ設定・サービス項目の登録が重要 |
| 信頼性 | 口コミ・更新頻度など | ・口コミ数・評価・返信が大きく影響 ・院名検索の増加・他サイトでの紹介もプラス要因 |
SEOとの違いと併用で得られる相乗効果
SEOとは、検索エンジンでホームページが上位に表示されるよう最適化し、情報収集段階のユーザーに見つけてもらうための施策です。
MEOとSEOはどちらも「検索から患者に見つけてもらう施策」ですが、役割と届くタイミングが異なります。MEOは来院直前の患者に強く、SEOは情報収集・比較検討段階の患者に強いのが特徴です。
▼MEOとSEOの役割の違い
| MEO(Googleマップ) | SEO(検索結果) | |
| 検索意図 | ・今行ける場所を知りたい | ・自分の症状は何なのか知りたい ・どこが良いのか比較したい |
| 表示位置 | Googleマップ/ローカル検索欄 | 通常検索結果(ホームページ) |
| 強い領域 | 近隣検索・緊急性・日常受診 | 情報検索・専門性・比較検討 |
| 行動につながる要素 | 経路案内・電話・予約リンク | 診療メニュー・症状解説・院内設備情報 |
| 即効性 | 比較的早い(更新評価が反映されやすい) | 中長期(継続更新が必要) |
狙うユーザー層が異なるからこそ、SEOとMEOを併用することで以下のようなメリットも期待できます。
- 接触機会の最大化
- 患者の安心感アップ
- 導線の最適化
- 競合との差別化
【関連記事】
クリニックならではのSEO対策の方法を知りたい方は、以下の記事もおすすめです。
クリニックのSEO対策ガイド|医療分野特有の注意点や対策も
まずは自社のGoogleマップ対策の状況を整理したい、すでに対策をしているにもかかわらずメリットを感じられないなどの場合は、以下のような無料のGoogleマップ診断を利用することもおすすめです。原因を突き止め、改善することで、順位アップが期待できます。
クリニックがMEO対策で得られる5つの効果

近隣の潜在患者に見つけてもらえる
Googleマップは、「地域+診療科」で検索する来院検討中患者の多くが使う検索経路です。そのため、マップ上位表示されることで、広告費ゼロでも継続的に新規患者との接点を作れます。
▼よくある検索例と検索意図
| よくある検索例 | 検索意図 |
|---|---|
| 「内科 〇〇駅」 | 今すぐ行けるところを探したい |
| 「皮膚科 土日診療」 | 条件で比較して選びたい |
| 「小児科 予約」 | 予約可能な医院を優先したい |
このように、検索キーワードの多くが「今すぐ行ける場所」を前提としているため、マップ上で上位表示されることは来院機会の最大化につながります。
口コミを通じて信頼が広がる
医療分野は、口コミで意思決定が左右されることが多い業界です。特に以下が増えると評価が加速する傾向があるため、自然とこのような口コミが増えるように、社内オペレーションで改善できる点がないかも併せて考えると良いでしょう。
- 体験レビュー
- 子連れ対応・待ち時間・説明の丁寧さなどの記述
- 医師やスタッフの説明の分かりやすさ
- 星4.0以上の安定した評価
広告費を抑えて持続的な集患ができる
リスティング広告(検索広告)やSNS広告と比べ、MEOはクリック課金が発生しないため、継続コストを抑えながら集患につなげられる施策です。時間がかかるため即効性はやや低いものの、更新と管理を続けることで成果が安定する「資産型施策」として機能します。
▼MEOと広告の違い
| MEO | 広告(リスティング・SNS等) | |
| クリック単価 | 無料(0円) | 数十円〜数百円/クリック |
| 効果の持続性 | 蓄積型(投稿・口コミで強化) | 即効型 (ただし配信停止で効果はゼロになる) |
| 信頼性 | 口コミの可視化により信頼性が高い | 広告表示のため信頼性は限定的 |
| 集患の導線 | 「経路案内」「予約」が直接表示 | LP遷移→検討→予約と段階が必要 |
※2026年2月時点 NTTタウンページ株式会社調べ
予約・経路案内など行動導線を強化できる
Googleマップには、「電話」「経路案内」「予約」など、行動につながるボタンが表示されます。スマートフォンでの検索が主流となった現在、行動導線が整っているかどうかは、予約率や問い合わせ数に大きく影響します。
その点、Googleマップはすでに導線が整備されているため、MEOに取り組めば自然と導線が整備された状態でユーザーに情報提供ができます。結果的に来院までのハードルを下げることができるため、ホームページで導線を整えるよりも手軽に集客強化ができるのです。
採用・ブランディングにも好影響を与える
マップに整った情報が掲載されているクリニックは、患者だけでなく求職者や医療職希望者にも安心材料となります。
医療業界の転職者は、求人票だけでなくGoogleマップや口コミを確認する傾向が強く、以下の情報は応募するかどうかの判断に影響します。
▼応募するかどうかの判断に影響するポイント
• 口コミから職場の雰囲気や患者層がわかる
例:「スタッフが優しい」「対応が丁寧」などは応募動機になりやすい
• 写真で院内環境・設備が可視化される
清潔感・最新設備・動線設計が写真で伝わると、働くイメージが湧きやすい
クリニックがまず取り組むべきMEOの基本5ステップ

ここでは、MEOを始める際にまず取り組むべき事項を解説します。
Googleビジネスプロフィールの登録・オーナー確認
MEO対策では、まずはGoogleビジネスプロフィール(以下GBP)の登録とオーナー確認を完了させましょう。この作業によって、Google上のクリニック情報を管理・更新できるようになり、診療時間の変更や写真追加など、正しい情報発信が可能になります。
- 1) GBPアカウント作成
- Googleアカウントで医院情報を登録
- 2)事業情報の入力
- 住所・診療科目・電話番号など基本情報を登録
- 3)オーナー確認
- 郵送ハガキ・電話・写真提出などで確認
基本情報の登録では、医院名・住所・電話番号(NAP情報)をすべての媒体で統一することが重要です。ホームページ、診療案内、ポータルサイト、保険医療機関情報などで表記が異なると、Googleは同じ医院として認識できず、「信頼性が低い」と判断してしまいます。
NAP情報については、5章(2)でも詳しく解説しています。
診療時間・住所・カテゴリなど正確な情報の整備
Googleビジネスプロフィールが管理可能な状態になったら、次に行うのは情報の精度を高めることです。ここでの目的は、患者とGoogleの双方に「誤解のない正しい医院情報」として認識される状態をつくることです。
▼優先して整えるべき情報
| 必須情報 | ポイント |
|---|---|
| 診療時間・休診日 | 来院判断の基準。変更・例外ルール(受付終了時間・臨時休診)も反映する。 |
| 住所・地図ピン位置 | 経路検索・来院率に直結。入口位置・駐車場案内まで含めて正確に設定する。 |
| カテゴリ(診療科目) | Googleの「何科として扱うか」の根拠。主カテゴリ+補助カテゴリで精度を上げる。 |
| 電話番号・予約方法 | 行動導線。電話・Web予約・LINE予約など、患者が迷わない形で統一する。 |
| サービス(検査・治療内容) | 選ばれる理由になる要素。症状名・検査名・専門外来まで記載すると一致率が上がる。 |
特に、カテゴリの設定はGoogleに病院の情報を伝えるための重要な要素です。主カテゴリには専門とする診療科を、補助カテゴリには診療領域や対応可能な症状を記入しましょう。
◎良い例
主カテゴリ:耳鼻咽喉科
補助カテゴリ:小児耳鼻科/アレルギー科
「どんな症状で行ける医院か」がひと目で分かる。
△悪い例
主カテゴリ:病院
補助カテゴリ:空欄
「何科か分からない」状態。患者もGoogleも判断できない。
院内やスタッフ写真で安心感を可視化
「どんな雰囲気なのか」「清潔感があるか」は、患者さんがクリニックを選ぶうえで重要な要素です。そのため写真の整備はMEO対策の中でも効果的な分野です。
▼用意しておきたい写真の例
- 外観(入口が分かるもの)
- 受付・待合室
- 診察室・設備(写せる範囲で)
- スタッフ写真(許可のある範囲で)
- 駐車場・アクセスが分かる写真
Googleのアルゴリズムでは、月1回以上の写真更新が推奨指標とされています。写真が古いまま放置されていると、「運営状況が分からない」「情報が更新されていない」というマイナス評価につながることもあるため、更新を継続することが重要です。
Googleマップ対策を見直して、来店チャンスを掴もう!

Googleマップの店舗情報で誤りや設定漏れがあると、検索で見つかりにくくなることがあります。
基本のチェック項目をまとめたGoogleマップ集客対策チェックリストなら、改善ポイントをひと目で確認できます。今日からできる対策で来店につながるように情報を整えましょう。
口コミの収集と丁寧な返信
口コミは、クリニックのMEO施策の中でも表示順位・クリック率・来院率に大きく影響する要素です。
患者は診療内容だけでなく、対応・雰囲気・待ち時間・清潔感など、公式情報だけでは分からない部分を口コミで確認します。Google側も口コミを「信頼性」「利用実績」「評価の一貫性」を測る指標として扱っているため、口コミの量・質・更新頻度・返信の有無が評価に影響します。
良質な口コミを増やすためには、「促す → 返信する → 継続更新する」の流れで運用していくことが重要です。
▼口コミを自然に増やす方法
- 診察後に案内カードを渡す(QRコード付き)
- 予約完了メール・LINE・Web予約ページに口コミ投稿ページへのリンクを設置
- 院内サイネージやPOPで案内
- 再診患者にアンケート導線を用意
また、口コミ運用では Googleのルールと医療広告ガイドラインの両方に配慮する必要があります。違反すると、アカウント停止・順位低下・行政指導などのリスクがあるうえに、ステルスマーケティングによる景品表示法違反に該当する可能性もあるので注意が必要です。
▼Googleポリシー上NGな行為
- 評価を条付きで依頼(例:「★5お願いします」)
- クーポン・割引・景品提供と引き換えの投稿促進
- スタッフ・家族・代行業者による投稿
- 低評価口コミの強制削除要請
▼医療広告ガイドライン上NGとなる行為
- 患者に口コミ投稿を依頼・誘導する行為(=「誘引」に該当)
- 効果の断定・保証にあたる返信内容(例:必ず治ります/効果が出ます)
- 個人症例紹介に見える返信(例:○○の症状で改善しましたね → NG)
- 個別治療内容の公開説明(個人情報・症例広告に該当)
最新情報の投稿で信頼の積み上げ
投稿機能は「更新通知」と「動きの可視化」を目的とした運用項目です。クリニックはGoogleマップ上で最新情報がある医院=運営が安定している医院として評価されやすいため、投稿をすることは検索順位だけでなく、患者の来院判断にも影響します。
特に医療機関は「継続運営」「感染対策」「季節性診療」の情報ニーズが強いため、投稿の有無で患者の安心感が大きく変わります。
▼投稿例
| 投稿内容 | 目的 | 例 |
|---|---|---|
| 臨時休診・診療案内 | 状況を正しく伝える | 「◯/◯(火)は院長会議のため午前のみ診療」 |
| 季節性診療・検査案内 | 行動検索・需要に対応 | 「花粉症治療・アレルギー検査受付中」 |
| 予防接種・健診案内 | 予約行動・再来促進 | 「インフルエンザ予防接種の予約受付開始」 |
| 感染対策・設備案内 | 不安の払拭 | 「空気清浄機・隔離スペースを設置しました」 |
| 院内の取り組み・お知らせ | 人・雰囲気・運営姿勢を伝える | 「新しいスタッフが入職しました」 |
投稿内容は、「宣伝」ではなく必要な情報として患者に届けることが重要で、月に4回(週1回)以上の更新が推奨です。
そのため、投稿はクリニック側が何かを売り込むのではなく、患者が迷わず受診できるための案内や判断材料として位置付ける必要があります。
一方で、投稿の仕方や表現によっては、Googleのポリシーや医療広告ガイドラインに抵触する可能性があります。以下に、避けるべき表現の例をまとめました。
| NGカテゴリ | 例 |
|---|---|
| 効果の断定・保証 | 「必ず治ります」「効果があります」 |
| 割引・キャンペーン | 「予防接種○%オフ」 |
| 強い来院誘導 | 「今すぐ予約してください」 |
投稿は、きちんと運営している医院という印象につながり、Googleの評価にもプラスに働きます。
SEOとの違いと組み合わせ方

ここではSEOとMEOの違いと、それらを組み合わせるポイントを解説します。
ホームページとGoogleビジネスプロフィールの連携で認知度拡大
SEOとMEOは、連携することで相互に評価が高まり、患者導線が強くなる仕組みになっています。
ホームページとGoogleビジネスプロフィール(GBP)の情報を揃え、役割分担を意識すると、「検索→比較→行動→来院」までの流れがスムーズになり、結果的に認知獲得と集患力の両方が向上します。
▼連携強化の施策例
- ホームページとGoogleビジネスプロフィール(GBP)のNAP情報を統一
- ホームページにGoogleマップ埋め込み
- GBPにホームページURL・予約URLを登録
- 症状・検査・専門外来ページを作り、GBPのカテゴリと一致させる
- 投稿内容とホームページ更新内容をリンクさせる
例:HPで「花粉症ページ更新 → GBP投稿で告知」
地域キーワードとNAP情報の統一で信頼性アップ
SEOとMEOを連動させるうえで重要になるのが、地域キーワードとNAP情報(Name/Address/Phone)の統一です。
Googleは、同じ医院の情報がWeb上で一貫しているかを重要な評価指標としており、以下が揃っているほど信頼性が高いと判断します。
そのため、SEOのトップページやアクセスページの情報を基準に、Googleビジネスプロフィール、外部サイト、口コミ掲載先など全体で表記ルールを統一することが効果的です。
▼NAP情報統一チェックリスト
| 項目 | 内容 | 例 |
|---|---|---|
| 医院名称 | 「医院」「クリニック」「医療法人表記」などを媒体ごとに変えず統一 | △:青山こどもクリニック or 青山こども医院 ◎:青山こどもクリニック |
| 住所表記 | 丁目・番地・ハイフン・全角/半角・ビル名などを統一 | △:1-3-5 or 1丁目3番5号 ◎:東京都○○区1-3-5 ○○ビル2F |
| 電話番号 | 固定番号・予約専用番号などを分ける場合もルール統一 | △:03-1234-5678 or (03)1234-5678 ◎:03-1234-5678 |
| 診療時間 | 曜日別表記・休診日の表現を含め統一 | △:水曜休診 or 水曜・祝日休診 ◎:月〜金 9:00〜18:00(※水曜休診) |
| 公式サイトURL | UTM付きURLやサブドメイン違いに注意 | △:/index.html or https://clinic.jp ◎:https://clinic.jp |
| カテゴリ・診療科目 | 各媒体で異なるカテゴリ設定にならないよう統一 | △:「内科」「内科クリニック」「総合診療」 ◎:「内科」+「小児科(対象なら)」 |
| 外部サイトとの整合性 | 病院なび/ EPARK / Caloo / HELPOなどと情報を統一 | △情報が古いまま放置 ◎全媒体同じ内容に更新 |
また、医療業界の場合は、「○○市 耳鼻科」「○○駅 内科」のように診療科名・専門領域・地域名を含んだキーワード構造を整えることで、検索意図に一致しやすくなり、以下のような地域ニーズにより強く応えられるようになります。
検索経路をまとめて予約につながる導線を強化する
SEOとMEOは集客チャネルとして独立しているように見えますが、患者さんの行動導線では必ず連動しています。「検索 → 地図 → 診療予約」の流れを止めず、スムーズに進めるように検索経路をまとめる設計が重要です。
▼ 予約につながる導線強化のポイント
| 対策項目 | SEOでやること | MEOでやること |
|---|---|---|
| 予約ボタンの設置場所を統一 | ファーストビュー・診療科ページに設置 | Googleビジネスプロフィールの「予約リンク」を設定 |
| 電話の導線強化 | スマホではタップで発信できるUIにする | 「電話ボタン」「営業時間」を最新化 |
| 口コミとの連動 | サイト内に口コミ引用 (※ガイドライン遵守) | 患者さんからの口コミ収集&返信を継続 |
ペナルティの危険も?クリニックのMEO対策の落とし穴

ここでは、クリニックの運営でとくに注意したいポイントを整理します。
口コミ代行・サクラ投稿はリスクが大きい
口コミはMEO施策の中でも影響力が大きい分、間違った方法で増やすとリスクが最も高い領域です。
特に「代行投稿」「スタッフ・家族・知人の投稿」「点数操作(★評価依頼)」などは、短期的に効果が出たとしても、Googleと行政(医療広告ガイドライン)双方の規制対象となる可能性があります。
▼口コミでやってはいけない行為
- 口コミ代行・業者投稿
- 家族・スタッフ名義の投稿
- 報酬・特典提供による誘導
- 低評価削除要求
医療広告ガイドラインは厳守する
クリニックがMEO対策を進めるうえで欠かせないのが、医療広告ガイドラインの遵守です。医療機関は他業種の店舗と異なり、口コミや投稿・情報公開に制限があり、表現次第では広告違反・行政指導・掲載削除の対象となることがあります。
▼医療広告ガイドラインで特に注意すべきポイント
| 区分 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 効果の断定・保証 | 「絶対治る」「必ず改善する」など | 客観的根拠があっても断定表現はNG |
| 比較優良表現 | 「地域No.1」「最新・最高」「安心・安全」など | 実証データがない主観的表現は避ける |
| 誘引表現 | 「今ならお得」「今すぐ予約」など | 患者を煽る・急がせる表現は広告扱い |
| 症例・ビフォーアフター | 治療成果の提示 | 美容医療以外でも原則慎重対応 |
| 体験談の利用 | 口コミ引用・紹介 | 医院側が引用・編集・掲載する場合は広告扱い |
参照: 厚生労働省「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針(医療広告ガイドライン)」
更新を止めると順位も信頼も落ちる可能性がある
MEO対策は一度設定すれば終わりではなく、継続して更新することが前提の施策です。Googleビジネスプロフィール(GBP)は、投稿・口コミ返信・写真更新などの運用状況も評価対象となるため、更新が止まると順位が下がってしまいます。
特にクリニックの場合、最新情報の有無は患者の来院判断に直結し、投稿が古いままだと不安につながります。診療時間・臨時休診・口コミ返信・投稿を定期的に行い、「運営されている医院であること」を可視化することが重要です。
効果検証をしないと改善ポイントが見えない
MEOは「登録して終わり」の施策ではありません。Googleマップ上で患者がどのように医院情報を見て、どのタイミングで行動(予約・電話・経路検索)しているかを確認し、改善を繰り返すことで効果が積み上がります。
▼確認すべき指標
- 表示回数(検索数)
- 上昇→認知拡大
減少→見つけられていない兆候 - 経路案内数
- 多いほど来院意向が高い
- 電話クリック数
- 投稿・説明が行動につながっているか
- 口コミの更新頻度・内容
- 評価低下→改善領域の可視化
- 写真閲覧数
- 増加→認知拡大
減少→内容不足
クリニックのMEO対策会社に依頼する場合の成果と費用の目安

ここでは、MEOを外注する際の成果の目安、費用の目安を解説します。
※料金は2026年1月時点NTTタウンページ株式会社調べです。一般的な目安のため要件等により上下します。
業者依頼で得られる成果と自社運用との違い
MEO対策は自院で対応することもできますが、継続運用・改善・分析まで行う場合は専門知識と工数が必要になります。自院のリソースも含めて、滞りなく運用が進められる方法を選択しましょう。
▼自社運用と業者運用の違い
| 自社運用 | MEO業者に依頼 | |
| 設定の正確性 | ・手探りになることが多い ・ミスに気付きにくい | ・医療業種特有の設定や最適化がスムーズ |
| 投稿・口コミ返信の継続性 | ・忙しいと止まりやすい | ・仕組み化され継続しやすい |
| 分析・改善サイクル | ・データは見れるが判断が難しい | ・改善ポイントを特定し施策に反映できる |
| 成果までのスピード | ・試行錯誤が必要 | ・最短ルートで改善・運用できる |
| 費用 | 0円〜(作業工数あり) | 月額数万円〜(成果に比例) |
MEO対策の費用相場とプラン別の特徴
クリニック領域で一般的な費用相場は以下の通りです。クリニックの規模によっても異なる可能性があるため、あくまで目安として考えて、詳細はお問い合わせください。
| プラン | 月額相場 | 特徴 |
|---|---|---|
| 月額報酬型 | 30,000〜50,000円/月(小規模店舗向け) 50,000〜100,000円/月(中規模〜多店舗向け) | 投稿・分析・改善などを毎月一定範囲で実施。 安定運用向け。 |
| 成果報酬型 | 1,000〜5,000円/日(上位表示時のみ課金) ※成果次第で10万円超もあり | 指定キーワードが上位に入った日だけ費用発生。 短期的成果を評価しやすい。 |
| 初期費用 | 0〜50,000円 | 内訳の例 ・ビジネスプロフィールの整備 ・カテゴリ最適化 ・初期分析 |
【関連記事】
MEO対策にかかる費用の詳細については、以下の記事で詳しく解説しています。
MEO対策の費用相場は?一覧と料金体系別解説|おすすめ会社10選
業者を選ぶときのチェックポイント
依頼先を選ぶ際は、次のポイントをおさえておくことが重要です。
- 医療分野の運用実績があるか
- 改善案やレポートが具体的か
- 契約内容と費用が明確か
- 医療機関特有のトラブルに対応できるか
①医療分野の運用実績があるか
先ほども解説したように、医療機関には医療広告ガイドラインや口コミ対応の注意点など、独自のルールがあります。そのため、ペナルティを防ぐためにも、「医療分野での実績」があるかは必ず確認しましょう。
②改善案やレポートが具体的か
MEO対策は、抽象的なアドバイスだけでは成果に結びつきません。
毎月のデータに基づいて、どのキーワードを狙うのか、順位が落ちたときにどう改善するのかなどといった具体的な提案がある会社を選ぶことで、成果につなげられるでしょう。
③契約内容と費用が明確か
「投稿回数」「分析範囲」「口コミ返信の有無」など、料金に含まれる内容が曖昧な場合は注意が必要です。追加費用が発生する場面や運用範囲を事前に確認しておくことで、後々のトラブルを防ぐことができます。
④医療機関特有のトラブルに対応できるか
「口コミ荒らし」「事実誤認の書き込み」「不当な低評価」など、医療機関では特有のリスクが発生します。
これらに対して、「削除申請の判断」や「Googleへの異議申し立てのサポート」といった対応ができる業者かを確認しておくと安心です。
まとめ
クリニックを探す人の多くが「まず地図を見る」という行動にシフトしたことで、Googleマップ上の情報がそのままクリニックの第一印象になりつつあります。だからこそ、Googleマップの情報を最適化することが、クリニック選びにも直結するようになってきています。
MEOは、そうした見込み患者の行動に自然にマッチした施策です。MEOは一度設定すれば終わりではなく、「正確な情報更新」と「継続運用」が成果を左右するため、この記事の内容を参考にして、継続的な運用ができる体制を構築しましょう。
※本記事に記載されている会社名、製品名、サービス名はそれぞれ各社の商標および登録商標です。
この記事の監修者

合同会社webコンサルタント 業務執行社員
愛甲 太樹 (あいこう たいき)
大手メーカーをはじめ、店舗ビジネスからコンサル業界まで広くマーケティング支援を行う。戦略設計から広告運用、SEO、SNS、WordPress運用、アフィリエイト、MEO、EC運営、アクセス解析・データ分析、オフラインマーケティングなど幅広く担当。
NTTタウンページでは、ホームページ制作・運用サービス「デジタルリード」をご提供しています。
累計45,000件を超えるホームページを制作・運用し、個人事業主、中堅・中小企業をはじめとした多くのビジネスオーナーさまにご利用いただいてきました(2025年3月現在)。
これまで培ってきたNTTグループの知見とノウハウを活かして、多種多様なサービスと充実のサポート体制で、AI検索対策も含めた総合的なデジタルマーケティングサービスをワンストップで提供・代行いたします。

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