美容院SEOの始め方|検索で選ばれるサロンになるための施策例

編集:2026年2月

美容院SEOの始め方|検索で選ばれるサロンになるための施策例

美容院は、SNSやポータルサイトからの集客に依存しがちな業種です。しかし近年は「地域名×美容院」や「髪型の悩み」などの検索から来店につながるケースも増え、SEOは美容院にとって重要な集客手段の一つとなっています。
本記事では、美容院SEOの基本からキーワード戦略、必要なコンテンツ、運用のコツまで分かりやすく解説します。これからSEOに力を入れていきたいと考えている美容院さまは、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. 美容院がSEOに取り組むべき理由
    1. 美容院探しは髪型の完成イメージからの検索が中心なため
    2. ポータルサイトに依存すると掲載料等が利益を圧迫するため
    3. SEOは「新規集客」「商品販売」「指名」の3方向に効くため
  2. SEO対策の基本! 美容師に特化したキーワード戦略例
    1. 「地域名×美容院」で周辺住民からの集客を狙う
    2. メニュー別キーワードで悩みに直接アプローチする
    3. 他社が対策しているキーワードから参考にする
  3. 美容院のSEOにおける必須コンテンツとは?
    1. 地域情報コンテンツ(地域・駅名・周辺環境)
    2. 技術・メニューコンテンツ(専門性・得意技術)
    3. 施術実績コンテンツ(ヘアスタイル写真・ビフォーアフター)
    4. 信頼コンテンツ(お客さまの声・口コミ)
    5. 悩み解決コンテンツ(髪質・年代・悩み別コラム)
  4. SEO内部対策の基本|美容院がまず改善すべきポイント
    1. ページタイトル・見出しに「地域名×メニュー名」を自然に含める
    2. 髪型の完成イメージ画像を最適化する
    3. 内部リンクで「悩み→メニュー→予約」へ誘導
    4. 構造化データ(LocalBusiness・FAQ)で検索結果上での可視性を高める
    5. スマートフォン表示を最適化する
  5. 美容院サイトのSEO外部対策|地域の信頼シグナルを増やす方法
    1. 関連性の高いサイトから被リンクを獲得して自社の信頼性を高める
    2. NAP情報(名称・住所・電話)を統一する
    3. 美容院特化メディア・SNS・提携先で自然な露出を増やす
  6. SEOと掛け合わせよう! 美容院の集客を後押しする4つの施策例
    1. Googleビジネスプロフィール(MEO)を最適化する
    2. 口コミ施策(獲得・返信)でSEOとMEOを強化する
    3. SNSで指名検索を増やし集客効率を高める
    4. ポータルサイトに頼り過ぎない集客方法を設計する
  7. 美容院のSEOで 「自分でできる領域」 と「外注する領域」
    1. 店舗側で進めやすいSEO対策
    2. 外注した方がよい領域:専門性や工数が必要なもの
    3. 外注を判断する3つの基準:費用・時間・成果
  8. 美容院のSEO対策で失敗しがちなポイント
    1. 画像ばかりで「情報量が薄い」サイトになる
    2. ファーストビューを工夫せずに来店につながらない
  9. まとめ

● ホームページの改善ポイントを簡単にチェックできます

ホームページのSEO診断検索順位や問い合わせ導線など、基本の確認項目をまとめた診断です。

美容院がSEOに取り組むべき理由

近年、美容院の数は以下のように右肩上がりで増加しています。競合が増えていく中で安定した集客を確保し、長期的に利益を出していくためには、SEOへの取り組みが欠かせません。
ここでは、美容院がSEOに積極的に取り組むべき理由を3つに整理して詳しく解説します。

年度美容院数
2020257,890
2021264,223
2022269,889
2023274,070
2024277,752

出典:厚生労働省「令和6(2024)年度衛生行政報告例の概況

美容院探しは髪型の完成イメージからの検索が中心なため

ユーザーが美容院を探す際に、髪型の完成イメージは重要な情報の一つです。単に現在地から近いだけでなく、「自分の悩みを解決できるか」「理想のイメージに近づけるか」という観点で美容院を探すユーザーも多数います。
そのため、ヘアスタイル例を多く掲載し、検索意図にマッチしたコンテンツを整理すれば、ユーザーのニーズを拾い上げ、SEO的な高評価を受けやすくなると言えるでしょう

また、実際に施術した顧客の写真を掲載することで、在籍する美容師のスキルやセンスもアピールできます

ポータルサイトに依存すると掲載料等が利益を圧迫するため

ポータルサイトへの過度な依存は、利益を圧迫する原因になる可能性があります。美容系ポータルサイトの料金制度には2種類があり、複数のポータルサイトに掲載すると、年間数十万円から100万円以上となるケースも見られます

美容系ポータルサイトの料金例

月額料金制:毎月数万~10万円程度の固定費用
成果報酬制:施術料金の10~30%程度

※2026年1月時点 NTTタウンページ株式会社調べ

一方、自店のホームページでSEO対策をして検索エンジンからの集客を確立できれば、継続的なコストの削減につながります。

SEOは「新規集客」「商品販売」「指名」の3方向に効くため

新規集客・商品販売・指名の関係図

SEO対策の強みは、単に新規顧客を獲得できるだけでなく、複数の収益機会を同時に生み出せる点です。新規ユーザーの獲得だけでなく自社商品の販売や指名客の獲得も同時に狙えるため、SEO対策は費用対効果の高い施策と言えます。

期待できる効果概要
新規集客髪型やヘアケアに関連する検索キーワードで上位表示できれば、潜在顧客にリーチできる
商品販売多くのユーザーがWebサイトに訪問すれば、店舗で扱っている商品を来店していないユーザーにも紹介できる
指名美容院の雰囲気やスタイリストの技術・人柄などをアピールできれば、ユーザーのファン化が期待できる

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SEOの仕組みや前提知識をおさらいしたい方は、以下の記事がおすすめです。
SEOの仕組みとは? 施策例やAI時代の取り組み方を解説

AIから引用されるために、今から対策を始めましょう!

AI検索が当たり前になった今、小さなミスでAIの引用対象から外れ、気が付かないままチャンスを逃している可能性があります

この資料では、AI検索の台頭が中小企業に与える影響や、ユーザーの検索体験の変化について、押さえておきたいポイントを簡単にまとめました。自社がAIに見落とされないように、今のうちから対策を始めませんか。

SEO対策の基本! 美容師に特化したキーワード戦略例

美容院のSEO対策で成果を出すには、適切なキーワード戦略が欠かせません。美容院について検索するユーザーの検索行動を理解し、戦略的にキーワードを選定しましょう。
ここでは、美容院が取り組むべき3つのキーワード戦略について、具体例を交えて解説します。

「地域名×美容院」で周辺住民からの集客を狙う

美容院のSEO対策で基本となるのが、地域名と美容院を組み合わせたキーワードでの対策です。「地域名×美容院」で検索するユーザーは、来店意欲が高いと考えられるため、集客や売上の効果的な改善・向上を考えると、重要度の高い対策です

地域キーワードの例

  • 「渋谷 美容院」
  • 「表参道 美容室」
  • 「吉祥寺 ヘアサロン」

また、大手チェーン店が対策していない細かい地域のキーワードほど、個人店や中小規模のサロンにとってはチャンスがあります。駅名やエリア名だけでなく、地域によっては区や町名を含めたキーワードも検討すると良いでしょう。

メニュー別キーワードで悩みに直接アプローチする

具体的な施術メニューごとにキーワードを設定してコンテンツを作成することで、幅広い悩みを抱えたユーザーにアプローチできます。

メニュー別キーワードの例

  • 「髪質改善 縮毛矯正 違い」
  • 「インナーカラー 30代」
  • 「パーマ 失敗 やり直し」

ユーザーの悩みに関わるキーワードは検索意図が明確なため、コンテンツの内容を検討しやすい点が特徴です。顧客が知りたい情報を網羅的かつ分かりやすく提供できれば、検索エンジンからも高く評価されて上位表示されやすくなるでしょう。
さらに、専門家目線でのアドバイスや実際の施術事例など、独自性の高い情報を積極的に盛り込めば、さらなるユーザーの満足度向上にもつながります

他社が対策しているキーワードから参考にする

効率的なキーワード戦略を立てるには、競合店がどのようなキーワードで対策しているかを分析することも有効です。たとえば、同じ地域で成功している美容院や、全国的に知名度の高いサロンのホームページは参考になります。

競合のサイトでチェックすべき項目

  • タイトル
  • 見出し
  • メタディスクリプション など

これらの箇所にどのようなキーワードが使用されているのか、チェックしてみてください。
ただし、競合分析の結果はあくまでも参考程度に留め、自店ならではの価値を伝えるように意識してホームページ作りを進める姿勢も大切です。他社の対策しているキーワードを参考にしながら、自店の独自性や強みを反映させたコンテンツを作成しましょう。

Googleマップ対策を見直して、来店チャンスを掴もう!

Googleマップの店舗情報で誤りや設定漏れがあると、検索で見つかりにくくなることがあります。
基本のチェック項目をまとめたGoogleマップ集客対策チェックリストなら、改善ポイントをひと目で確認できます。今日からできる対策で来店につながるように情報を整えましょう。

美容院のSEOにおける必須コンテンツとは?

美容院のSEOにおける必須コンテンツとは?

美容院のホームページでSEOによる集客を成功させるには、ユーザーが求める情報を適切に提供するコンテンツが必要です。
ここでは、顧客の信頼獲得によってSEO効果を期待できる5つの必須コンテンツを紹介します。

地域情報コンテンツ(地域・駅名・周辺環境)

実店舗への集客を狙う場合、地域名を含む検索キーワードで上位表示をめざす必要があるため、地域情報コンテンツの充実が重要です。自店の商圏内のユーザーからの認知を獲得できれば、来店や問い合わせの増加につなげやすくなるでしょう。

たとえば、自店へのアクセス方法や周辺環境について説明する際には、以下のようにできる限り具体的に説明する必要があります

• 最寄駅から徒歩ルートを写真付きで紹介する
• 最寄り駅の情報は「何番出口なのか」まで明記する
• 自店舗周辺の目印となる建物・施設の情報を盛り込む

技術・メニューコンテンツ(専門性・得意技術)

技術・メニューコンテンツは、ユーザーが自分の希望に合ったサロンを見つけるための重要な判断材料です。
各施術メニューは、単に料金を掲載するだけでなく簡単な説明を行い、美容院の専門性や得意分野を示しましょう。使用する製品へのこだわりや独自の施術方法などを分かりやすく説明できれば、他店との差異化を図れます。

自店の強みを示すキーワードの例

  • 「ショートカット 専門」
  • 「縮毛矯正 上手い 美容室」
  • 「メンズ カット 人気」

技術・メニューコンテンツを充実させればブランディング強化につながり、経営基盤の強化にも役立つでしょう。

施術実績コンテンツ(ヘアスタイル写真・ビフォーアフター)

施術実績コンテンツは視覚的な訴求力が強く、ユーザーの来店意欲を高められる効果的な要素の一つです。たとえば、ヘアスタイルの写真やビフォーアフターの比較画像を豊富に掲載すれば、仕上がりのイメージを具体的に伝えられます

ヘアスタイル写真のコンテンツを作成する際には、以下のような項目で分類・整理し、多くの画像を掲載することがおすすめです。画像の活用は伝わりやすさだけでなく、SEO評価の向上にもつながります。

• 性別(レディース・メンズ)
• 髪の長さ(ロング・ミディアム・ショートなど)
• 年代
• カラー など

信頼コンテンツ(お客さまの声・口コミ)

美容室への来店を検討しているユーザーにとって、実際にサービスを受けた人の声は重要な判断材料です
SNSが普及している現代では、商品・サービスの検討時に口コミを参考にする方は多くいます。そのため、お客さまの声や口コミを掲載すれば、美容院の信頼性向上につながるでしょう。

掲載時の注意点

  • 嘘の口コミは掲載しない
  • 良い口コミだけでなく悪い口コミも掲載する
  • できる限り新しい口コミを都度掲載していく

また、写真撮影の許可を得られた場合は、お客さまの仕上がりスタイルの写真と一緒に口コミを掲載できれば説得力が増します。

※虚偽の口コミや金銭・特典を条件とした口コミ依頼はステルスマーケティングによる景品表示法違反に該当する可能性があるため、注意が必要です。

Googleマップからの集客をもっと効率化しませんか?

来店型ビジネスの場合、地図検索での上位表示は集客につながる大きなチャンスです。
自社がGoogleマップ検索で何位に表示されているのか、今の順位より上げるためにはどのような対策が必要なのか、NTTタウンページが無料で診断します。ぜひこの機会にご活用ください!

※Googleマップは、Google LLCの登録商標または商標です。

悩み解決コンテンツ(髪質・年代・悩み別コラム)

悩みや疑問に答えるコンテンツは、潜在ユーザーとの接点を増やすために重要です。ユーザーが抱える以下のようなお悩みに専門家として丁寧に答えるコンテンツを作成できれば、検索エンジンからの評価も高まるでしょう。

• くせ毛を何とかしたい
• 髪が細くてボリュームが出ない
• 硬い髪を柔らかく見せたい

また、「20代・30代・40代・50代…」といった、各年代が抱える悩みに特化したコンテンツの制作も大切です
悩み解決コンテンツを作る際には単なる一般論で終わらず、美容のプロとしての専門的な視点や体験を活かしたアドバイスを盛り込む姿勢が重要です。

SEO内部対策の基本|美容院がまず改善すべきポイント

Webサイトの内部構造の最適化は、検索エンジンからの評価を高めて上位表示をめざすために不可欠です。
ここでは、美容院が優先的に取り組むべき5つの内部対策について具体的な改善ポイントを解説します。

ページタイトル・見出しに「地域名×メニュー名」を自然に含める

ページタイトルと見出しは、検索エンジンが該当ページの内容を理解するために重要な要素です。美容院のホームページでは、地域名とメニュー名を組み合わせたキーワードを自然に配置して、検索結果の順位改善・向上をめざしましょう
たとえば、「渋谷 ハイライトカラー 専門」のキーワードでコンテンツを作成するなら、ページタイトルは以下のようなものが考えられます。

• 渋谷のハイライトカラー専門店5選!失敗しない選び方と最旬スタイル
• 渋谷で失敗しないハイライトカラー|サロンの選び方&デザイン例
• 渋谷のハイライトカラーが上手い美容院ガイド|透明感・立体感カラー

また、各ページのタイトルと見出しは、そのページの内容と一致させることが重要です。単なるキーワードの羅列になってしまわないように、自然な文章に仕上げることを意識しましょう。

髪型の完成イメージ画像を最適化する

髪型の完成イメージ画像を掲載する際には、画像の最適化を行う必要があります。画像の最適化とは、一定の品質を保ちながらWebサイトに適したサイズや形式、解像度に調整することです。

画像のサイズが大きすぎると、ページの表示速度が遅くなり、ユーザー目線で読みにくいコンテンツになってしまいます。表示速度が遅いと、ユーザーが途中で離脱するリスクが高まり、検索エンジンからの評価も下がってしまうのです。そのため、ファイルサイズの圧縮や形式の変更によって軽量化し、スムーズに読み込めるようにする必要があります。

美容院のホームページでは画像を活用してユーザーへ視覚的に訴求する姿勢が大切なため、画像の最適化はSEO対策において重要な要素です。

内部リンクで「悩み→メニュー→予約」へ誘導

「悩み→メニュー→予約」につながるイメージ画像

内部リンクの適切な設置は、ホームページへ訪問してきたユーザーを自然に予約ページへ誘導するために重要です。美容院でも、顧客の検索意図に沿った導線を設計できれば成約率の向上・改善が期待できます
内部リンクの設置では、ユーザーの段階に応じた情報を提供する意識が大切です。たとえば、「くせ毛の直し方を知りたい」と情報収集をしている段階であまり強く売り込むと、離脱につながりやすくなります。

一方で「縮毛矯正で利用する美容院を知りたい」と来店意欲が高い段階では、一般論ではなく予約につながる訴求として、「悩み→メニュー→予約」の誘導が自然です。

構造化データ(LocalBusiness・FAQ)で検索結果上での可視性を高める

構造化データとは、検索エンジンにWebサイトの情報をより正確に伝えるための技術的な仕組みを指します。美容院のホームページでは、特に「LocalBusiness(ローカルビジネス)」と「FAQ(よくある質問)」が大切です。

構造化データの種類概要
LocalBusiness店舗名や住所、営業時間などの情報を検索結果画面に表示する
FAQよくある質問と回答を整理したページを検索結果画面に表示する

構造化データが検索エンジンに認識されると、検索結果で情報が強調されて表示される「リッチリザルト」につながり、クリック率の向上が期待できます

スマートフォン表示を最適化する

美容院のSEO対策において、スマートフォン表示への最適化は優先すべき項目です。Google検索でも既にモバイルファーストインデックス(MFI)が採用されており、スマートフォン版のサイトを基準に検索順位を決定しています
以下のような施策を実施し、スマートフォン表示の最適化を進めましょう。

重要な施策概要
レスポンシブデザインの実装スマートフォンの画像サイズに合わせて自動的にレイアウトが調整される
表示速度の改善回線が不安定になりやすいモバイル回線でも、できるだけ安定して表示させられるように画像やコードを軽量化する
クリックトゥコールの実装Webサイト上の電話番号をクリックするだけで電話をかけられるようにする

美容院サイトのSEO外部対策|地域の信頼シグナルを増やす方法

SEO施策の成功においては、内部対策だけでなく外部からの「信頼シグナル」を増やすことも大切です。信頼シグナルとは、ホームページの信頼性を高めるために追加できる要素のことです。
特に、美容院のような実店舗を構えて行う地域密着型ビジネスでは、地域での信頼性や認知度が検索順位に大きく影響します。

▼信頼シグナルの例
• ユーザーレビュー
• 公的機関からの認定・受賞歴
• セキュリティ証明 など

ここでは美容院が取り組むべき外部対策を紹介します。

関連性の高いサイトから被リンクを獲得して自社の信頼性を高める

関連性の高いサイトから「被リンク」を獲得できれば、自社の信頼性向上につながります。被リンクとは、他のWebサイトから自社サイトへ向けて設置されるリンクのことで、検索エンジンは被リンクを信頼性の指標として評価していると言われています。特に関連性が高いサイトからの被リンクはSEOにおいても高評価につながるでしょう。

美容院のホームページの被リンク施策におすすめなサイト・メディア

  • 市区町村の公式サイト
  • 商工会議所や地域商店街の公式ページ
  • 地域密着型メディア
  • 美容専門学校や美容業界団体のWebサイト
  • 美容製品メーカーの公式サイト

ただし、被リンクは自然な形で獲得する必要があります。サイトとの関連が無いような質の低いリンクや不自然な大量のリンクは、検索エンジンの評価を下げる原因になるため要注意です。

NAP情報(名称・住所・電話)を統一する

NAP情報
ローカルSEOで重要になる「Name(名称)」「Address(住所)」「Phone(電話番号)」の3要素のこと

自社サイトやポータルサイトなどインターネット上に自店舗の情報を掲載する際には、NAP情報を統一することが大切です。情報が統一されていないと、検索エンジンが同一の店舗であることを正しく認識できず、せっかくコンテンツを充実させてもSEO評価につながらない可能性もあります

そのため、店舗名は正式名称で統一し、住所の表記についても「1丁目2番3号」なのか「1-2-3」なのかを統一しましょう。電話番号も、ハイフンの有無や市外局番の表記方法などを統一するよう注意が必要です。

美容院特化メディア・SNS・提携先で自然な露出を増やす

美容院に関連性の高い美容院特化メディアやSNS、提携先で自然な露出を増やすことで、多角的なSEO効果が期待できます。継続的に取り組むことで地域内での信頼シグナルが着実に蓄積され、長期的なSEO効果にもつながります。

メディアの種類期待できる効果
美容院特化メディア業界内での認知度向上につなげられる、もっとも直接的な露出方法
SNS定期的に施術事例やスタイル提案を発信することで、SNS経由のアクセス増加を期待できる
提携先近隣のネイルサロンや化粧品店などと紹介し合うことで、自然な被リンク獲得につながる

SEOと掛け合わせよう! 美容院の集客を後押しする4つの施策例

SEOと掛け合わせよう! 美容院の集客を後押しする4つの施策例

美容院の集客力を高めるためには、SEOだけでなく関連する集客施策との掛け合わせを狙う姿勢も大切です。
ここでは、SEOとの相乗効果を期待できる4つの施策について、具体的な実践方法を解説します。

Googleビジネスプロフィール(MEO)を最適化する

Googleビジネスプロフィールとは、Googleの検索結果やGoogleマップに表示される店舗情報を管理するツールです。検索結果のローカルパックやGoogleマップの検索上位に表示されるためには、Googleビジネスプロフィールの最適化が求められます。
これは「MEO(Map Engine Optimization:マップエンジン最適化)」と呼ばれる施策で、SEOとMEOを同時に強化することで、検索結果での露出最大化を目指すことができます。

※ローカルパック:Googleの検索結果の最上部に表示される地図と3つの店舗リスト。表示されることで認知拡大や集客につながり、美容院運営においても重要。

【関連記事】
MEO対策についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事も併せて確認しましょう。
MEOとは?効果・費用・始め方を初心者にもわかりやすく解説

口コミ施策(獲得・返信)でSEOとMEOを強化する

口コミは、Googleビジネスプロフィールでの表示順位やホームページの信頼性に大きく影響する要素です。質の高い口コミを継続的に獲得できれば、SEOとMEOの両方の強化を期待できます。

口コミの獲得には高品質なサービスの提供が基本ですが、来店時や施術後のタイミングでさりげなく口コミの投稿をお願いする方法も効果的です
また、投稿された口コミに対してはできるだけ早期かつ丁寧に返信することが重要です。Googleマップのアルゴリズムで高評価を得るためにも、素早い対応を心がけましょう。

※金銭・特典を条件とした口コミ依頼はステルスマーケティングによる景品表示法違反に該当する可能性があるため、注意が必要です。

SNSで指名検索を増やし集客効率を高める

SNSを効果的に活用できれば、店名やスタイリスト名での指名検索の増加を期待できます。指名検索が増えるとブランド認知度が高いと検索エンジンから評価されやすく、SEO効果の向上につながります

また、既に美容院を認知しているユーザーからの指名検索であれば、成約率が非常に高い点も特徴です。美容業界との相性が良いInstagramをはじめとして、以下のようなSNSを複数組み合わせて活用しましょう。

• Instagram
• X(旧Twitter)
• Facebook
• TikTok

ポータルサイトに頼り過ぎない集客方法を設計する

美容系ポータルサイトは即効性のある集客手段ですが、長期的には自社オリジナルの集客基盤を構築することが、安定的な集客につながります。自社サイトのSEO、MEO、SNSでの集客基盤を構築していき、少しずつポータルサイトへの依存度を減らしていく方法がおすすめです

また、メールマガジンやLINE公式アカウントを活用した情報発信も、ポータルサイトに依存しない集客手段として有効です。最終的には、以下のように複数のチャネルからバランス良く集客できる状態を作ることが理想でしょう。

  • 自社のホームページ
  • ポータルサイト
  • SNS
  • 紹介
  • リピーター など

美容院のSEOで 「自分でできる領域」 と「外注する領域」

SEO対策はすべてを自社で行う必要はなく専門業者へ外注する方法も考えられます。しかし、すべてを外注するとコストが増大するだけでなく、自社内にノウハウが蓄積していきません。店舗の状況やリソースに応じて、自社で対応できる部分と専門家に任せる部分を適切に判断することが、費用対効果の高いSEO戦略につながるでしょう。
ここでは、自社対応と外注の判断基準について詳しく解説します。

店舗側で進めやすいSEO対策

コンテンツ制作やFAQページの作成など、美容院としての専門性を活かせる内容は店舗側で取り組みやすいと考えられます。SNSの運用に関しても、日常的な業務の延長で実施しやすいでしょう。
また、基本的な内部リンクの設置やページタイトル・見出しへのキーワード挿入などは、システムの理解が少々必要ですが、比較的簡単に実施可能です

▼店舗側で進めやすい対策

  • コンテンツの作成
  • コンテンツの更新
  • Googleビジネスプロフィールの運用
  • SNSの運用
  • 基本的な内部リンクの設置
  • ページタイトル・見出しへのキーワード挿入
  • 美容院に関するFAQページの作成

外注した方がよい領域:専門性や工数が必要なもの

専門的な技術知識や多大な時間を要するSEO対策については、外部の専門家に依頼する方が効率的で成果も出やすいといえます。

▼外注がおすすめの施策

  • ホームページの表示速度改善
  • モバイル対応の実装
  • 構造化データの設定
  • サイト構造の最適化
  • キーワード調査
  • 競合分析
  • SEO効果の測定・改善策の提案
  • 被リンク獲得施策
  • 大規模なコンテンツ制作 など

上記のように、一定の専門性や工数が求められる施策を店舗側で行っていると、本業を圧迫してしまう恐れがあります。どの業務を自分たちで実施してどこからを外注するのか、一定の基準のもとで決定することが重要です

外注を判断する3つの基準:費用・時間・成果

SEO対策を外注するかどうかの判断は、以下の3点を基準として検討することをおすすめします。

費用
自社対応時と外注時の費用を比較し、費用対効果を中長期的な視点で検討する
時間
外注によって削減できる作業時間とコストを見比べながら、最適なバランスを検討する
成果
Webサイト制作・運営の目的を果たせるかどうかを検討する

どんなに費用を抑えられたとしても、膨大な時間がかかってしまったり成果につながらなかったりすれば、投資が無駄になります。また、多くの作業時間を削減できるとしても、コストが予算に見合っていない場合や目的を果たせそうにない場合は、外注のメリットが少ないかもしれません。3つの基準について検討し、総合的な判断をしましょう。

美容院のSEO対策で失敗しがちなポイント

ここでは美容院がSEO対策で陥りがちな失敗パターンと対策方法を紹介するため、効果的なSEO施策実施に役立ててください。

画像ばかりで「情報量が薄い」サイトになる

美容院のホームページでよく見られる失敗例は、見た目の美しさを重視するあまり、画像中心の構成になってしまうケースです。
おしゃれなデザインや魅力的なヘアスタイルの写真はたしかにユーザーへの訴求力がありますが、テキスト情報が不足しているホームページは検索エンジンに適切に評価されにくいでしょう

たとえば、ヘアスタイル写真を掲載する際は下には、使用している技術や適している髪質などについて丁寧に解説しましょう。

ファーストビューを工夫せずに来店につながらない

ファーストビューとは、ウェブサイトを開いたときにスクロールせずに最初に表示される領域を指します。
訪問者は最初の数秒でそのホームページを見続けるか離脱するかを判断するため、ファーストビューの設計は重要です。しかし、多くの美容院サイトではファーストビューの設計が不十分で、検索から訪問してくれたユーザーを逃してしまっています。

効果的なファーストビューにするための要素

  • 美容院の特徴を明確に示す
  • 行動喚起(CTA)のボタンを設置する
  • 電話番号を見やすく表示する
  • 美容院の住所や最寄り駅などの基本情報を表示する
  • 信頼シグナルを盛り込む

まとめ

美容院業界は店舗数が増加しており、ポータルサイトに依存せずに安定的な集客をめざすにはSEO対策が欠かせません。特に、顧客は理想のヘアスタイルから美容院を検索するため、施術事例の充実が効果的です。

さらに、SEOは新規集客に加えて商品販売や指名予約の増加にもつながる可能性があり、費用対効果の高い施策であるといえます。本記事で紹介したポイントや注意点を踏まえつつ、自店舗の魅力を最大限に盛り込んだホームページを作成しましょう。

※本記事に記載されている会社名、製品名、サービス名はそれぞれ各社の商標および登録商標です。

この記事の監修者

合同会社webコンサルタント 業務執行社員
愛甲 太樹 (あいこう たいき)

大手メーカーをはじめ、店舗ビジネスからコンサル業界まで広くマーケティング支援を行う。戦略設計から広告運用、SEO、SNS、WordPress運用、アフィリエイト、MEO、EC運営、アクセス解析・データ分析、オフラインマーケティングなど幅広く担当。

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